ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」

2019年5月2日

まずはダイジェストで!

クラシックファンならずとも誰もが一度は耳にしたことがある名曲。
第2楽章のイングリッシュホルンで演奏される有名な旋律は日本でも「家路」などのタイトルで子供のころに習った方も多いのではないでしょうか。私自身も小学校の下校のアナウンスで毎日この曲が流れていたのを懐かしく思い出します。まずはこの部分を聴いてみましょう!

アダム・フィッシャー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

繰り返されながら緊迫感の増す序奏に続くホルンとトランペットの有名な旋律、第4楽章の冒頭部分も良く知られた部分です。絶頂期のカラヤンの指揮で聴いてみましょう!

カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

楽曲解説

ドヴォルザークがこの曲を書いたのは1893年、前年には既に成功を収めていたヨーロッパを離れアメリカの音楽院の院長に就任していました。1865年に南北戦争を終結したばかりのアメリカは当時の西欧諸国の人からすればまさしく「新世界」だったのでしょう。

第1楽章は弦楽器から木管楽器に受け渡される静かな序章に続き、突如ドラマティックな音楽が展開されます。第1楽章で使われる様々な旋律は形を変えてその後の楽章にも現れ、全曲に統一感を出しています。

第2楽章(10:00付近)は冒頭のダイジェストでも紹介した有名なラルゴ(※Largo=速度を表す標語で「ゆったりとした」と言う意味)。演奏に使われるイングリッシュホルン(コール・アングレとも呼ばれます。)はオーボエより少し音域が低く楽器の先端が洋梨型なのが特徴です。オーボエ奏者が持ち替えて演奏されるのが一般的です。

第3楽章(22:15付近)スケルツォ(scherzo)は楽曲の性格を現す語でイタリア語の「冗談」が語源ですが、この頃にはかなり拡大されてさらに自由な表現がされていたようです。この楽章では民族的な要素も感じられますし、木管楽器による牧歌的な旋律も聴かれたり、時には舞踏的な雰囲気も感じられます。

第4楽章(30:05付近)はホルンとトランペットによる演奏に続く弦楽器の旋律がとても有名です。この曲のエピソードとしてよく話題となるのが、全曲を通して1回だけ打つシンバル。以前何かの番組で打楽器奏者がいかにこの1打ちを工夫しているかが取り上げられているのを見たことがあります。この動画では(31:58付近)ですが微妙過ぎてわかるでしょうか?
途中第4楽章の冒頭のテーマや第2楽章の旋律などが形を変えて展開されていくのが印象的です。

ブラームスが「ドヴォルザークの家のゴミ箱を漁れば、交響曲の一曲は出来るだろう」と評したとか。
それでは当時「新世界」であった国アメリカを代表するオーケストラ、ニューヨーク・フィルの演奏で全曲版を聴いてみましょう!

全曲版試聴

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