ブラームス 交響曲第1番

2019年6月7日

まずはダイジェストで!

ブラームスが着想から完成まで実に21年の歳月をかけて作曲した交響曲第1番。初演されたのは1876年、ブラームスが43歳の時でした。当時の高名な指揮者ハンス・フォン・ビューローに宛てた手紙には「ベートーヴェンという巨人が背後から行進して来るのを聞くと、とても交響曲を書く気にはならない」と書き送っているほどブラームスにとってはベートーヴェンの存在は大きなものであったようです。

第4楽章ではベートーヴェンの交響曲第9番の有名な歓喜の歌と類似性が指摘されることのある旋律が現れます。まずはその部分からお聴きください。

サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

楽曲解説

第1楽章冒頭は重々しくどこか運命的な印象のティンパニの連打の上に波のように押し寄せる弦楽器の旋律ではじまります。
楽章全体に運命的と言うか悲劇的と言うか、重苦しい雰囲気が漂っています。

第2楽章(17:00)はある種ロマンティックな雰囲気も感じさせる美しい楽章です。弦楽器の美しい調べ、オーボエの繊細な音色に心が洗われます。終盤に現れるホルンの旋律に絡む繊細なヴァイオリンが大変美しく(23:00)、個人的に大好きな部分です。

第3楽章(26:00)は間奏曲風で木管楽器の柔らかい音色で奏される旋律に導かれ、優美な音楽が展開されます。

第4楽章(31:00)は再び苛酷な運命が姿をあらわすかのように重苦しく始まります。
弦楽器の旋律が徐々に高揚していくとティンパニのロールが響き、続いてホルンが朗々と歌う旋律が印象的です。(33:25)
これはフルートに引き継がれた後、金管楽器が讃美歌風の旋律を奏します。その後、冒頭のダイジェストで紹介した有名な旋律が流れます。
最後は圧倒的な高揚の内に終結します。それでは全曲版をどうぞ!

全曲版試聴

エドワード・ガードナー指揮 オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団

おすすめの名盤

piccoloのおすすめはカラヤン&ベルリンフィル盤で!

生涯に何度もこの作品を録音しているカラヤンですが、これは晩年に録音された唯一のデジタル録音です。

お役に立ちましたらクリックをお願いします。

にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村


音楽(クラシック)ランキング