マスカーニ 「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲

2019年6月7日

楽曲解説

今日紹介する曲はイタリアの作曲家、マスカーニが1890年に書き上げた歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲。

間奏曲とは歌劇の幕間に演奏される曲のこと。

タイトルの「カヴァレリア・ルスティカーナ」とは直訳すると「田舎の騎士道」と言った意味です。

歌劇のあらすじはザックリとですが、次のような感じです。

舞台はイタリアのシチリア島の村。トゥリッドゥはかつてローラの恋人でしたが、彼の兵役中にローラは馬車屋のアルフィオと結婚してしまいました。

兵役を終え帰郷したトゥリッドゥは、一度はローラを忘れるべく、村娘サントゥッツァ(サンタ)と婚約しますが、アルフィオの目を盗んでローラと逢引を重ねる仲に戻ってしまいます。

これはサンタの知るところとなり、サンタは怒りのあまり、そのことをアルフィオに告げてしまいます。
アルフィオは激怒し復讐を誓い、サンタは事の重大さに後悔します。

ここで流れるのが今日ご紹介する間奏曲です。

男たちがトゥリッドゥの母ルチアの酒場で乾杯しています。アルフィオとトゥリッドゥは決闘を申し合わせます。

トゥリッドゥは酒に酔ったふりをしながら母に「もし自分が死んだらサンタを頼む」と歌います。

トゥリッドゥが酒場を出て行きしばらくすると「トゥリッドゥさんが殺された」という女の悲鳴が響き物語は幕を閉じます。

音楽教師をしていたマスカーニは楽譜出版社の主催した歌劇コンクールにこの作品を応募して当選、大成功を収めることになります。

曲は3分足らずの短いものですが、次に起こる悲劇的な物語の展開を感じさせないような、清楚で美しい大変印象深い曲です。

オペラのシーンだけではなく、コンサートプログラムやアンコールピースとしてもよく使われる曲です。

それでは聴いてみましょう!

今回は大変短い曲なので、2つの動画を紹介しています。

短いタクト(指揮棒)を小刻みに振るゲルギエフと長いタクトを流麗に振るドゥダメル、2人の指揮ぶりの違いなども楽しめるポイントかも知れませんね?

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

グスターボ・ドゥダメル指揮 イェーテボリ交響楽団

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