ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」

2020年5月17日

ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」解説

「亜麻色の髪の乙女」はフランスの作曲家、クロード・ドビュッシー(1862-1918)が1910年に書き上げたピアノの為の作品です。

ドビュッシーは1910年に12曲からなる『前奏曲集第1巻』を、1913年には同じく12曲からなる『前奏曲集第2巻』を完成させています。

第1集には世界各国の舞曲などを題材とした12の曲が収められており、今回ご紹介する「亜麻色の髪の乙女」はその第8曲にあたります。

タイトルの「亜麻色の髪の乙女」はフランスの詩人、ルコント・ド・リール(1818-1894)の『古代詩集』に収められている「スコットランドの歌」の一節からとられています。

ルコント・ド・リールはドビュッシーより約半世紀前に生まれた人で、ドビュッシーのみならずマスネ、フォーレ、ラヴェル、ショーソンと言った名だたるフランスの作曲家たちがその作品にインスピレーションを受けた作品を遺しています。

あまりにも有名な作品のために「亜麻色」という言葉に特段の違和感も感じませんが、よく考えると「亜麻色」ってどんな色か思い浮かびますか?

亜麻色(あまいろ)とは、亜麻を紡いだ糸の色のような黄色がかった薄茶色のことです。

和訳タイトルの「亜麻色の髪の乙女」(原題:La fille aux cheveux de linはとてもロマンティックな雰囲気に包まれていて印象的ですが、出版に際してはこの作品も含めて他の11曲のタイトルも楽譜の冒頭ではなく最終頁の右下隅に書き添えられているそうです。

大変有名な作品で曲名は知らずとも聴いたことのある方も多いと思います。

とても甘美で柔らかく終始穏やかで聴く人の心を癒す作品です。短い作品ですので是非聴いてみてください。

ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」youtube動画

最初にご紹介するのは1982年生まれ、中国出身のピアニストで現在は世界を舞台に活躍されるピアニストのラン・ランさんの演奏です。

ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女(前奏曲集第1巻第8曲)

ピアノ:ラン・ラン

次にご紹介するのは1991年生まれ、フランスのパリ出身のピアニスト、エロイーズ・ベラ・コーンさんの演奏です。

ピアノ:エロイーズ・ベラ・コーン

ドビュッシー没後100年の節目にこの作品を含む前奏曲全集を録音されています。

【前奏曲集第1巻、第2巻 エロイーズ・ベラ・コーン】

ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」名盤

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ドビュッシー前奏曲集
ピアノ:ピエール・ロラン=エマール
録音:2012年

ピエール・ロラン=エマールは1957年生まれフランス出身のピアニストです。

現代音楽の旗手として知られるエマールによる名盤です。

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いかがでしたか?こちらの作品もぜひ聴いてみてください!

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