モーツァルト ディヴェルティメント K.136

2020年1月25日

楽曲解説

ディヴェルティメントは日本語では『嬉遊曲』あるいは『喜遊曲』と訳され、本来は貴族の晩餐や社交の場などで演奏された軽妙で楽しい雰囲気の曲です。

モーツァルトは数多くのディヴェルティメントを作曲していますが、今回ご紹介するのは1772年、モーツァルトがわずか16歳の時に作曲した3曲セットの作品の1曲目で、とても有名な作品です。冒頭部分はどこかで耳にされた方も多いのではないでしょうか。

モーツァルトは前年の2回目のイタリア旅行から故郷のザルツブルクに戻ったばかりで、イタリアでの様々な音楽体験の影響を受けた作品です。

弦楽合奏の形態で演奏されることが多く、今回ご紹介する動画も弦楽合奏での演奏ですが、本来は各パート1名ずつの弦楽四重奏として書かれたのではないかと推測されています。

タイトルの後に付く『K.136』はケッヘル番号と呼ばれ、音楽学者のケッヘルがモーツァルトの作品を作曲した時系列に沿って体系的に分類したものです。交響曲などの場合は一般的に作曲された順に『交響曲第〇〇番』と呼称されるため他の作品と混同する可能性はありませんが、今回のディヴェルティメントなどの場合はひと口に『モーツァルトのディヴェルティメント』と言っても数多くの作品があるので、こうした作品の分類番号があると便利です。CDを選んだりネットで検索する際にも他の作品と混同することなく利用できますね。
※『KV.136』と表記される場合もあります。

第1楽章(01:10)
颯爽と風を切るような爽快感とドライブ感が印象的な冒頭部分は大変有名です。

どこまでも清々しく明るい旋律が特徴的です。

第2楽章(07:20)
とても美しく気品に溢れる楽章です。わずか16歳の少年?青年?が書いた作品とは思えない典雅な雰囲気に包まれています。

第3楽章(14:46)
曲を締めくくるにふさわしい快活な楽章です。第2楽章、第3楽章ともに第1楽章のテーマが形を変えて現れます。

全曲版を聴いてみよう!

フランス放送フィルハーモニー管弦楽団

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