チャイコフスキー 弦楽セレナード

まずは第1楽章を聴いてみよう!

胸が熱くなるような劇的で重厚な序奏、冒頭部分へ繰り返すためのブリッジとなる音階を上がっていく様もドラマティックそのものです。

序奏が終わると流麗な旋律の裏で絶えず細かい動きをする弦楽器の対比が印象的です。

情熱的な指揮ぶりが曲にマッチして目も耳も離せない小澤征爾さんの指揮でまずは第1楽章を聴いてみましょう!

小澤征爾指揮 小澤征爾スイス国際アカデミ弦楽オーケストラ

楽曲解説

弦楽セレナードはロシアの作曲家、チャイコフスキーが1880年に作曲した弦楽合奏曲です。

チャイコフスキーのパトロンであったメック夫人との間で交わされた書簡によれば、チャイコフスキーはこの作品を1ヶ月程度の短い期間で書き上げたようで、内省的な性格の強いチャイコフスキーにしては珍しく「強い内的衝動によって書かれたもので、だからこそ真の芸術的な価値を失わないものです」(引用:ウィキペディア)と書き送っているほどの自信作であったようです。

第1楽章 ソナチネ形式の小品
力強い序奏は大変ドラマティックで印象的です。テレビCMなどでも使われているので聴いたことのある方も多いかも知れませんね。

第1楽章に関しては「モーツァルトへのオマージュで、彼の様式の模倣を意図しています。」(引用:ウィキペディア)とのチャイコフスキー自身の言葉が残っていますが、優美で流麗な旋律の中にもモーツァルトの模倣と言うよりはチャイコフスキー独自のものを強く感じるのは私だけでしょうか。

第2楽章 ワルツ(10:30)
親しみやすいメロディが心を和ませる優雅で上品なワルツです。

第3楽章 エレジー(14:35)
「エレジー」の日本語訳は「哀歌」です。切なく美しい序奏に続きどこかノスタルジーを感じさせるような旋律が心に残る楽章です。

第4楽章 フィナーレ(ロシアの主題による)(23:10)
第3楽章が静かに消え入るように美しい和音の響きを残すとそのまま第4楽章に入ります。

静かな雰囲気を残したまま序奏を奏でるとその中にフィナーレの主題が断片的に現れた後、快活なテンポでいきいきと展開されていきます。

クライマックスでは再び第1楽章冒頭の旋律が現れドラマティックに曲を終えます。

全曲版を聴いてみよう!

コンセルトヘボウ室内管弦楽団

いかがでしたか?美しい旋律の中に郷愁や哀愁を感じさせるようなところもチャイコフスキーの魅力ですね。

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