モーツァルト 「フィガロの結婚」序曲

2019年6月7日

楽曲解説

「フィガロの結婚」序曲はモーツァルトが1786年、30歳の時に作曲した歌劇「フィガロの結婚」のための序曲。

台本の元となっているのはフランスの劇作家、ボーマルシェの戯曲ですが、この戯曲には「セビリアの理髪師」と言う前話があり、これは後年ロッシーニによってオペラ化されています。

歌劇のあらすじはかなりざっくりですが、次のような感じです。

舞台はスペインのセビリア、アルマヴィーヴァ伯爵の従者フィガロと女中スザンナは結婚式の準備に追われています。

スザンナに横恋慕している伯爵はスザンナをものにしようと企んでいます。

物語はフィガロとスザンナ、ひょんなことから捨て子だったフィガロが再会した両親、伯爵の愛が冷めてきたことを悲しんでいる伯爵夫人たちが、伯爵の企てを暴き、懲らしめるまでを描いています。

最後は結婚式の夜にスザンナと密会する約束をした伯爵。

伯爵夫人はスザンナと相談の上、伯爵に改心してもらうためにある計画を練ります。

その夜スザンナに扮した伯爵夫人をスザンナと勘違いした伯爵は甘い言葉をささやきます。

最後は正体を明かした伯爵夫人に驚いた伯爵は全てを悟り伯爵夫人に謝罪して許しを請います。

浮気ものの伯爵を描いた物語は封建社会の当時としては貴族批判として捉えられようで、ウィーンでは長く上演されなかったようです。

テイストとしては風刺のきいた喜劇と言った感じでしょうか?

曲はまるで胸騒ぎのような細かい弦楽器と木管楽器の動きに続き力強く、輝かしいオーケストラの響きでスタートします。

テレビドラマ「のだめカンタービレ」をはじめテレビ番組のBGMとしても使われることの多い曲なので、クラシックに馴染みのない方も耳にしたことがあるのではないでしょうか?

オペラ全体としても取り上げられる機会の多い作品ですが、序曲単体でもコンサートプログラムに取り上げられることの多い作品です。

演奏時間も5分弱ですので、クラシック初心者の方も気軽に聴けると思いますよ!

それでは聴いてみよう!

クリスティアン・ツァハリアス指揮 ガリシア交響楽団

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