チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」

2019年12月13日

まずはダイジェストで!

弦楽器が奏でる甘く美しい旋律は燃え上がるロメオとジュリエットの愛の調べです。

甘くもせつない旋律が高揚し昇り詰めると2人の恋の悲劇の原因である両家の激しい抗争を描く抗争のテーマが演奏されます。

まずはこの部分をダイジェストで聴いてみましょう!

グスターボ・ドゥダメル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
2014年 ヴァルトビューネ・コンサートより
(※ヴァルトビューネ・コンサートはベルリンフィルが毎夏恒例で行っている野外コンサート)

人気の指揮者、ドゥダメルのリハーサルの様子が公開されていますので、こちらも見てみましょう!

グスターボ・ドゥダメル指揮 ロサンジェルス・フィルハーモニック

作曲の背景

幻想序曲「ロメオとジュリエット」はロシアの作曲家、チャイコフスキーが1869年に作曲した演奏会序曲。

題材となったのはシェイクスピアの有名な悲劇。ちなみにこの作品が書かれたのは1595年前後のこと。

シェイクスピアの作品を題材にした音楽作品は他にも数多く残されており、この「ロメオとジュリエット」も他にプロコフィエフの作品などが有名です。

物語は対立しているキャピュレット家とモンタギュー家に生まれた主人公の2人が出会い恋に落ちる悲劇です。

楽曲解説

冒頭クラリネットとファゴットが奏でる重々しい序奏は2人の唯一の理解者、ロレンス神父を表現しています。

暗雲立ち込めるような雰囲気はこれからはじまる悲劇を予感させますが、フルートとハープが呼応するような美しい調べも印象的です。

曲は徐々に激しくなるとモンタギュー家とキャピュレット家が激しく抗争している場面に変わります。

抗争が一旦落ち着くと甘く美しい旋律が奏でられます。この部分はロメオがジュリエットに会いに行く、有名なバルコニーのシーンです。(7:25)

2人の愛を表現する美しい旋律は胸を締め付けるような狂おしさもあり、とても印象的です。

しかし2人の幸せな時間は長く続かず、再び両家の抗争のテーマが始まります。

戦いの音楽が激しくなると2人の愛のテーマも高揚しながら交互にあらわれます。冒頭のダイジェストで紹介した部分です。

戦いがクライマックスを迎えると悲劇的な結末に向かっていくことになります。

ジュリエットは仮死状態になる毒薬を飲み、これを見たロメオはジュリエットが本当に死んだと思い込み、毒薬を飲んで自ら命を絶ちます。ジュリエットも後を追いロメオが持っていた短剣で自らの胸を突いて息絶えると言う悲しい結末を迎えます。

物語を彷彿とさせる劇的でドラマティックな作品です。ぜひ聴いてみてください!

全曲版を聴いてみよう!

アンドリス・ネルソンス指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

チャイコフスキーの他の作品も聴いてみます?⇒こちら

おすすめの名盤

カラヤン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

収録曲
チャイコフスキー 交響曲第4番(※こちらの記事で紹介)
チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」

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