ブラームス 交響曲第3番

第3楽章をダイジェストで!

もの悲しく哀愁を帯びた旋律をホルンが奏でるとオーボエがそれを引き継ぎます。ファゴットとクラリネットが少し安堵の表情を浮かべると弦楽器が再び冒頭の旋律を哀しみを湛えたかのように歌います。

まずは第3楽章をダイジェストで聴いてみましょう!(3分程度)

サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

作曲の背景

ブラームスが「交響曲第3番」を書きあげたのは1883年のこと。50歳を迎えたブラームスはこの年の夏を保養地として知られるヴィースバーデンで過ごし、この地でこの作品を作曲したようです。ここで出会った若い歌手、ヘルミーネ・シュピースに惹かれ恋愛感情を持ったようですが結婚まで発展するには至らなかったようです。しかし、こうした感情がこの曲の持つ抒情的な雰囲気に関係しているのかも知れませんね。
この年の2月にはドイツの音楽界で人気を二分したもう片方の巨匠、ワーグナーが没しており、10月にはドヴォルザークがブラームスを訪問しています。ドヴォルザークにこの新作の一部をピアノで聴かせたブラームスは高い評価を受けたようで満足したのではないでしょうか。

楽曲解説

第1楽章、冒頭管楽器で力強く演奏される3つの音は全曲を通じて形を変えて現れます。弦楽器が奏でる旋律は力強さの中にも優美な雰囲気も備えていて様々な表情が垣間見えます。
ブラームスの旋律は明るい表情の部分にもどこか憂いを湛えているようで個人的には大好きです。

第2楽章(13:30)はクラリネットとファゴットの穏やかな旋律で始まります。弦楽器がそれに静かに答えるようで心が落ち着きます。中間部では少し憂いの表情を見せながらも再び平穏を取り戻していき静かに終わります。

第3楽章(21:47)はダイジェストで紹介したように哀愁と抒情に満ちた旋律が溢れる魅力的な楽章です。冒頭はチェロで演奏され、ヴァイオリンに引き継がれます。その後木管楽器に受け渡され発展した後、再びホルンのソロで演奏されます。

第4楽章(28:15)は少し不安がざわついているような感じで始まります。突然嵐が訪れたかのように激しく情熱的な雰囲気に変わると音楽はどんどん劇的な展開を始めます。
最後は讃美歌風の旋律が歌われた後、第1楽章冒頭の部分が静かに回想され終結します。

全曲版を聴いてみましょう!

それでは全曲版を聴いてみましょう!(約40分)

アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮 フランクフルト放送交響楽団

ブラームスの他の作品も聴いてみましょう!⇒こちら

おすすめの名盤

piccoloのおすすめは少し古い録音ですがベーム&ウィーンフィル盤を推しておきます。
冒頭からゆったりしたテンポ設定で堂々とした重厚な響きに圧倒されます。
カール・ベームは20世紀に活躍したオーストリアの指揮者でウィーンフィルと名録音を多く残しています。


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