ドビュッシー「夢」

2020年5月17日

ドビュッシー「夢」の解説

(Rêverie)はフランスの作曲家クロード・ドビュッシー(1862-1918)が1890年頃に作曲したピアノのための作品です。

1884年にカンタータ「放蕩息子」で作曲家の登竜門として有名なローマ大賞を受賞したドビュッシーは、受賞者に与えられる権利として1885年から1887年にかけてイタリアのローマに留学します。

しかしドビュッシーはイタリアの空気には馴染めなかったようで、留学期間を繰り上げてパリに戻っています。

これには18歳の頃から8年間もの間不倫関係にあった人妻のヴァニエ夫人の存在が関係しているとも言われていますが真実のほどはドビュッシーのみぞ知るところです。

1889年には国民音楽協会と呼ばれる文化団体に入会して新しい人脈と発表の場を得ます。

またこの年に開催されたパリ万博では西欧以外の音楽に触れ大きな影響を受けたと伝えられています。

そしてこの作品が書かれたとされる1890年前後の作品としては「ベルガマスク組曲」「小組曲」などがあります。

28歳とまだ駆け出しの頃の作品であり、ドビュッシー自身この作品に対しあまり良い評価をせず、後年自身の意に反して若い頃の作品を出版する出版社に対して不満を募らせ、出版社の変更をしているくらいです。

作曲者自身が評価するように後のドビュッシー作品に見られるような独創性はないかも知れませんが、美しくロマンティックな魅力に溢れるこの作品は多くの人に愛され、ピアノのみならず多くの独奏楽器やポピュラー音楽にもアレンジされて演奏されることの多い作品です。

ドビュッシー「夢」のyoutube動画

ドビュッシー:夢

ピアノ:アリス=紗良・オット
アルバム「Nightfall(ナイトフォール)」収録曲

アリス=紗良・オットさんの演奏はこちらの記事でもご紹介しています。ぜひこちらもお聴きください!


ドビュッシー:夢

ピアノ:アラン・プラネス

ドビュッシー「夢」の編曲版

ドビュッシー:夢(オーボエ版)

オーボエ:Nicolas Cock-Vassiliou
ハープ:Anne-Sophie Bertrand

ドビュッシー:夢(ハープ版)

ハープ:Valeria Kurbatova

いかがでしたか?こちらの作品もぜひ聴いてみてください!

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