モーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」【解説とyoutube動画】

2020年9月20日


【全日本ピアノコンクール】

モーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」解説

アヴェ・ヴェルム・コルプス ニ長調 K.618はオーストリアの作曲家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)がその最晩年の1791年に作曲した合唱曲です。

元のテキストはカトリックで用いられる讃美歌で、フォーレなど他の著名な作曲家もこのテキストに曲を付けています。

作曲当時、モーツァルトの妻コンスタンツェは体調を崩しウィーンを離れ温泉保養地として有名なバーデンで療養生活を送っていました。

その時にいろいろと世話をしてくれた合唱指揮者アントン・シュトルのために作曲したものです。

曲は混声四部合唱と弦楽、オルガンのために書かれています。

3分ほどの短い曲ですが静謐で大変美しい曲です。澄み切った調べは厳かな雰囲気の中で神への感謝を示しているようです。

歌詞の日本語訳は次のような感じです。

Ave verum corpus natum de Maria virgine
めでたし、乙女マリアより生まれ給いしまことのお体よ

Vere passum immolatum in cruce pro homine. 
人々のため犠牲となりて十字架上でまことの苦しみを受け

Cujus latus perforatum un da fluxit et sanguine,
貫かれたその脇腹から血と水を流し給いし方よ

Esto nobis praegustatum in mortis examine. 
我らの臨終の試練をあらかじめ知らせ給え。

引用:ウィキペディア

モーツァルトはこの曲を書いた半年後にこの世を去ることになります。

モーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」youtube動画

※こちらの動画は埋め込みが出来ません。下記のタイトルをクリックしていただき、リンク先のyou tubeでご覧ください。

モーツァルト アヴェ・ヴェルム・コルプス ニ長調 K.618

ベルトラン・ド・ビリー指揮:ウィーン放送交響楽団・ウィーン少年合唱団
収録:シュテファン大聖堂

※原曲は混声四部合唱のために書かれています。

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