ショパン「ノクターン第2番」【解説と名盤、無料楽譜】
目次
ショパン「ノクターン第2番」解説
ノクターン(夜想曲)第2番変ホ長調作品9-2はポーランドの作曲家、フレデリック・ショパン(1810-1849)が1831年に作曲したピアノ曲です。
ピアノ独奏曲としてのノクターン(夜想曲)はアイルランドの作曲家、ジョン・フィールド(1782-1837)が最初に作曲した楽曲のスタイルで、その影響を受けたショパンは生涯に21曲のノクターンを作曲しています。
今回ご紹介する第2番はその中でも最も有名な作品で、第1番から第3番までは「3つのノクターン作品9」として3曲セットで1832年に出版されています。
作品はフランスのピアノ製作会社プレイエルの経営者カミーユ・プレイエルの妻マリーに献呈されています。
この献呈者のマリーはこの直前の1830年にベルリオーズと婚約しており、この年には「幻想交響曲」が作曲、初演されています。
「ノクターン第2番」が作曲された1831年、ベルリオーズの元にマリーの母親からカミーユ・プレイエルとの結婚を知らせる手紙が届き、この婚約は一方的に破棄されます。
プレイエルのピアノはショパンが愛用したピアノで、そんな関係もあっての献呈であったようです。
美しく甘美な旋律はとても有名で多くのシーンで楽曲が使用されているので、聴いたことのある方も多いと思います。
ショパン「ノクターン第2番」無料楽譜
リンク先から無料楽譜をダウンロード出来ます。ご利用方法がわからない方は下記の記事を参考にしてください。
ショパン「ノクターン第2番」youtube動画
ショパン:ノクターン(夜想曲)第2番変ホ長調作品9-2
ピアノ:Dmitry Shishkin (ドミトリー・シシキン)
ショパン国際ピアノコンクール2015より
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ピアノ:Tiffany Poon (ティファニー・プーン)
ショパン「ノクターン第2番」名盤
管理人おすすめの名盤はこちら!
ショパン:夜想曲全集
ピアノ:マリア・ジョアン・ピリス
録音:1995年、1996年
マリア・ジョアン・ピリスは1944年、ポルトガル生まれのピアニストです。
日本では過去にNHK教育テレビの「スーパーピアノレッスン」の講師を務めたことでも知られています。
奥深いロマンティシズムに富んだ美しいピアノが印象的なこのアルバムは1996年のレコード・アカデミー賞器楽曲部門を受賞しています。
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