ドヴォルザーク「ユーモレスク」【解説と無料楽譜】

2020年9月14日

ドヴォルザーク「ユーモレスク」の解説

ユーモレスクはチェコの作曲家、アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)が作曲したピアノのための作品です。

「ドヴォルザークのユーモレスク」として広く親しまれている作品ですが、本来は8曲からなる「8つのユーモレスク 作品101」の第7曲にあたります。

1892年、既に8曲の交響曲を完成させ作曲家としての地位と名声を獲得していた51歳のドヴォルザークは、ニューヨーク・ナショナル音楽院の院長として招聘され、アメリカに渡ります。

ブラームスがうらやむほどの卓越したメロディ・メーカーとして知られるドヴォルザークは、この新天地においても数々の魅力的な楽想を自身のスケッチ帳に書き溜めていきました。

1894年、ドヴォルザークは家族と共にボヘミアで夏休みを過ごしますが、この時にこれまでに書き溜めたスケッチを元にピアノのための小品集として作曲に着手したのが、この「8つのユーモレスク 」です。

曲集は8月には完成、出版され、特に有名なこの第7曲は高名なヴァイオリニストで作曲家でもあるフリッツクライスラー(1875-1962)によってヴァイオリン独奏用にも編曲され広く親しまれています。

タイトルの「ユーモレスク(仏:humoresque)」は滑稽、あるいは気紛れな曲想が特徴の自由な形式の楽曲を意味しています。

ドイツ語では「フモレスケ(独:Humoreske)」となり、著名な作曲家としてはシューマンも作曲しています。

余談ですがドヴォルザークは大の鉄道好きとして知られていて、アメリカからボヘミアに帰国した際には列車が走る時のリズムの違いを指摘し、「これはアメリカの方がレールが長いためだろう」と語ったと言うエピソードが残されています。

この話を聞いてからは田園風景の広がる田舎の駅や列車の中でこの曲を聴くのがひそかな楽しみとなりました。

この記事をお読みの皆さんも旅先で試してみてはいかがですか?

ドヴォルザーク「ユーモレスク」(ピアノ版)のyoutube動画

ドヴォルザーク「8つのユーモレスク 作品101」より第7曲

ピアノ:Guilherme Amaral

ドヴォルザーク「ユーモレスク」(ヴァイオリン版)のyoutube動画

ドヴォルザークユーモレスク(クライスラー編)

ヴァイオリン:Augustin Hadelich
ピアノ:Charles Owen

ドヴォルザーク「ユーモレスク」(管弦楽版)のyoutube動画

ドヴォルザークユーモレスク(ヘンリーウッド編)

Paul Daniel指揮 BBC Concert Orchestra
BBC Proms 2010より

ドヴォルザーク「ユーモレスク」の無料楽譜

ドヴォルザーク「8つのユーモレスク作品101」(IMSLP)

リンク先から無料楽譜をダウンロード出来ます。ご利用方法がわからない方は下記の記事を参考にしてください。

いかがでしたか?こちらの作品もぜひ聴いてみてください!

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参考資料:「ユーモレスク (ドヴォルザーク)」『フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)』2017年7月18日 (火) 05:19 URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/ユーモレスク_(ドヴォルザーク)
『ドヴォルザークが休暇中に作った「ユモレスク」 曲想は遠い異国の地で湧きあがった』『JCASTトレンド』URL:https://www.j-cast.com/trend/2018/07/26334694.html?p=all