チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」解説とおすすめの名盤

まずはダイジェストで聴いてみよう!

ホルンが奏でる雄大な序奏に続き、ピアノの力強い和音が響き渡り、弦楽器がロマン溢れる美しい調べを奏でます。

クラシックファンならずとも誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

まずは第1楽章の冒頭部分をダイジェストで聴いてみましょう!

ネーメ・ヤルヴィ指揮:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
ピアノ:アルカディ・ヴォロドス

ネーメ・ヤルヴィは1937年生まれ、旧ソ連エストニア出身の指揮者でNHK交響楽団の首席指揮者として日本でも活躍したパーヴォ・ヤルヴィの父親です。

ピアノのアルカディ・ヴォロドスは1972年生まれ、ロシア出身のピアニストです。

作曲の背景

ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23はロシアの作曲家、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)が1875年、35歳の時に書き上げたピアノ協奏曲です。

モスクワ音楽院の創設者にして高名なピアニストであったニコライ・ルビンシテイン(1835-1881)はチャイコフスキーのよき理解者であり、友人でもありました。

ニコライ・ルビンシテイン
ニコライ・ルビンシテイン(1872年)

チャイコフスキー最初のピアノ協奏曲となるこの作品をルビンシテインに献呈するべく作曲を進めたところ、この曲の草稿を聴いたルビンシテインから思いもよらず酷評され、書き直すように迫られます。

結局、チャイコフスキーはルビンシテインの言葉には従わずに作曲を完成させ、当時の高名な指揮者でピアニストとしても知られていたハンス・フォン・ビューロー(1830-1894)に献呈し初演を託します。

ハンス・フォン・ビューロー
ハンス・フォン・ビューロー(1889年頃)

ルビンシテインが「この曲は無価値で演奏不可能、曲自体も月並みで陳腐をきわめる。全部破棄するか新しく書き直すのが望ましい。」と酷評したのに対し、ハンス・フォン・ビューローは「力強く独創的、形式は極めて完璧で円熟している。」と絶賛しています。

初めて挑んだピアノ協奏曲として、チャイコフスキーらしい独創的な新しい試みを取り入れたこの作品は、当時の高名な音楽家として知られる二人の大家の意見を真っ二つにするものでした。

1875年10月25日、ハンス・フォン・ビューローのピアノ、ベンジャミン・ジョンソン・ラングの指揮によりアメリカのボストンで行われた初演は大成功に終わり、ルビンシテインも後には評価を改めて、何度もピアノ独奏を務めるようになり、この作品を世に知らしめるのに一役買うようになります。

チャイコフスキーは初演後、この作品にさらに手を加え、1879年および1888年の2度にわたって改訂しています。

現在、演奏されているのはこの曲の初演から13年後の1888年に改訂された版です。チャイコフスキーのこの作品に対する並々ならぬこだわりを感じるようにも思います。

チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」解説

第1楽章:Allegro non troppo e molto maestoso

ホルンの勇壮なメロディにオーケストラが呼応すると、独奏ピアノの力強い和音が響き渡り、壮大な序奏部が始まります。(譜例①)

チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第1楽章
譜例①:演奏動画(00:00)

このピアノの力強い和音に乗って雄大な大河のように奏でられる壮大なメロディは、クラシックファンならずとも一度は耳にしたことのある有名な旋律です。(譜例②)

チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第1楽章
チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第1楽章
譜例②;演奏動画(00:15)

チャイコフスキーは冒頭から序奏主題をオーケストラに演奏させ、独奏ピアノは力強い四分音符の和音を奏でる伴奏に徹すると言う独創的な試みに挑戦しています。

さらに興味深いのは現行版ではメゾ・フォルテで奏でられるオーケストラの旋律に、楔でも打つかのように独奏ピアノがフォルテシモで重厚な和音を力強く響かせているのに対し、初演時の初稿版では柔らかいハープが奏でるようにフォルテの美しいアルペジオでこの和音を奏でていることです。(譜例③)

チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番初稿譜
譜例③

チャイコフスキーは1888年の2度目の改訂に際し、この箇所の音域を広げ、軽やかなアルペジオから重厚で力強い和音に変更しています。

こちらは1879年の改訂稿に基づく演奏ですが、冒頭のピアノの和音はアルペジオになっており、私たちが親しんだチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番とはずいぶん違う印象を持ちます。

セミヨン・ビシュコフ指揮:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ピアノ:キリル・ゲルシュタイン

この壮大な序奏部の主題は、やがて独奏ピアノにも引き継がれ、その後、107小節にも及ぶ異例の長さの序奏部を形作ります。

これほど聴く者の心を捉えて離さないこの序奏主題ですが、序奏部が終わるや二度と再現されないのも、またとても独創的です。

ソナタ形式の主部の第1主題は、まるで千鳥足でダンスをしているかのような特徴的なリズムがコミカルで、ウクライナの民謡的な雰囲気を感じます。(譜例④)

チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第1楽章第1主題
譜例④:演奏動画(04:40)

第2主題は木管楽器が奏でるもの悲しげで不安気なメロディが印象的な、チャイコフスキーらしいメランコリーな雰囲気に包まれた主題で、所々に第3主題の断片が現れる推移主題でもあります。(譜例⑤)

チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第1楽章第2主題
譜例⑤:演奏動画(06:24)

第3主題は穏やかで牧歌的、抒情的で美しい主題です。(譜例⑥)

チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第1楽章第3主題
チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第1楽章第3主題
譜例⑥:演奏動画(09:25)

壮大な序奏部に耳が奪われがちですが、この第1楽章はキャラクターの異なるこれらの3つの主題が絡み合い、独奏ピアノは時には力強く雄弁に、時には繊細にオーケストラの旋律に煌めく音を散りばめるように絡みあっていきます。

楽曲はこれら主要主題が展開、再現され、カデンツァを挿み、華麗に力強く終曲します。

第2楽章:Andantino semplice – Prestissimo

弦楽器のピチカート(指で弦をはじく奏法)に乗ってフルートが静かに美しい旋律を奏でます。それに導かれるように独奏ピアノが静かに語りだします。(譜例⑦)

チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第2楽章
譜例⑦:演奏動画(22:54)

美しい旋律を様々な楽器がリレーする間を縫うようにピアノが美しく絡み合います。細かい音の一粒一粒が水面に反射する眩い陽射しのようで印象的です。

中間部では急速なテンポで、ガラリとキャラクターを変え、思いついたように即興的に自由に鍵盤を行き来するピアノが印象的です。(譜例⑧)

チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第2楽章81
チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第2楽章82
譜例⑧:演奏動画(25:54)

独奏ピアノのカデンツァを挿み、曲は冒頭の主題に回帰し、再び静けさを取り戻し第2楽章を終えます。

第3楽章:Allegro con fuoco

オーケストラの短い導入に続き、独奏ピアノが軽やかに第1主題を奏でます。(譜例⑨)

チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第3楽章
譜例⑨:演奏動画(29:57)

これに続く第2主題はクライマックスでも登場する大変抒情的でドラマティックな旋律です。(譜例⑩)

チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第3楽章
チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第3楽章
譜例⑩:演奏動画(31:06)

ロンド形式で書かれた第3楽章はこれら主題が異なる伴奏型を伴い、何度も姿を現します。

エネルギッシュな3拍子の第1主題が何度も繰り返され、その間に織り込まれる第2主題と共にクライマックスへと徐々に高揚していきます。

最後は急速にテンポを速め、重厚なピアノの独奏を挿んだ後、拡大された第2主題が壮大なクライマックスを形成し熱狂の内に終曲します。

チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」YouTube動画

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
第1楽章:Allegro non troppo e molto maestoso(00:00)
第2楽章:Andantino semplice – Prestissimo(22:00)
第3楽章:Allegro con fuoco(29:57)

イヴ・アーベル指揮:北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団
ピアノ:アンナ・フェドロヴァ

アンナ・フェドロヴァは1990年生まれ、ウクライナ出身のピアニストです。

2009年にはポーランドのルービンシュタイン記念コンクールで優勝、ヤープ・ファン・ズヴェーデンマルタ・アルゲリッチからも高い評価を受けています。

2013年にアムステルダムで行われたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番のライヴはYouTubeでも放映され、この記事を投稿している段階で、再生数3,400万回以上という規格外の再生数で、一躍その名を世界に轟かせた注目のピアニストです。

piccoloのツボ!ここを聴いて!

このコーナーでは今回ご紹介した作品の中から「是非ここを聴いて欲しい!」と言う管理人piccoloの独断と偏見によるツボをご紹介しています。

「全曲聴くのは長すぎて・・・」と感じられるクラシック初心者の方はぜひここだけでも聴いてみて下さい。

今回ご紹介するのは第3楽章のクライマックス、徐々に高揚していくオーケストラに導かれ、独奏ピアノがオクターブで重厚な音を響かせ、壮大な第2主題の再現へと続く場面です。(譜例⑪)

チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第3楽章
チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第3楽章
チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第3楽章
チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第3楽章
譜例⑪

このピアノ独奏箇所は第1楽章冒頭の和音と同じく、チャイコフスキーが初演後の改訂稿で大きく変更を加えた箇所です。

チャイコフスキーは初演時の初稿に比べ音域を拡大し、さらに起伏にとんだ音の運びに変更し、曲をよりドラマティックに仕上げました。

この独奏ピアノのフレーズが頂点を迎えると、それまで絡み合うように音楽を展開していたオーケストラと独奏ピアノが、まるで一つの大河に流れ込むかのような大きな流れとなり、第2主題をトゥッティ(総奏)で朗々と奏でます。(※譜例⑪=練習番号【67】)

その前の息を呑むような一瞬の緊張感に胸の高鳴りが抑えきれないような高揚感を感じます。

※こちらの動画は譜例の少し前から再生するように設定していますので、ぜひお聴きください。

ズービン・メータ指揮:イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ピアノ:カティア・ブニアティシヴィリ

こちらの動画は2016年4月に行われたズービン・メータの80歳を祝う記念コンサートでの演奏です。

イスラエル・フィルと長年にわたり深い信頼関係を築き、音楽監督として活躍したズービン・メータの記念コンサートにソリストとして招かれたのはジョージア出身のピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリ

録音状態があまり良くないので、演奏動画の方はアンナ・フェドロヴァの演奏をご紹介しましたが、いかにもブニアティシヴィリらしい熱狂的なクライマックスを演出しています。

80歳とは思えないズービン・メータの生き生きとした棒さばきも見どころです。興味を持たれた方は最初から再生して、聴き比べてみるのも楽しいと思いますよ。

チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」おすすめの名盤

管理人piccoloがおすすめする名盤はこちら!

マルタ・アルゲリッチ:アバド指揮 ベルリン・フィル

【収録曲】
チャイコフスキー
①ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23
②バレエ組曲《くるみ割り人形》作品71a
(2台のピアノのための/エコノム編曲)

クラウディオ・アバド指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ピアノ:マルタ・アルゲリッチ
ピアノ:ニコラス・エコノム(②)
録音:1983年② 1994年①

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アルゲリッチは1970年にデュトワ&ロイヤル・フィルと、1980年にはコンドラシン&バイエルン放送響と同作品を録音していますが、今回ご紹介する1994年のアバド&ベルリン・フィル盤はベルリンのフィルハーモニーでのライヴ録音です。

1980年のコンドラシン&バイエルン放送響盤もそうですが、アルゲリッチのピアノは情熱的で、ある意味奔放、この時53歳のアルゲリッチですが、若い頃と変わらない情熱を感じる演奏です。

終楽章ではライブ収録ならではの臨場感と熱さが伝わってきます。

端正な演奏を好む方には賛否の分かれる演奏かも知れませんが、個人的にはこのアルゲリッチならではの熱さと奔放さがクセになるおすすめの録音です。

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番より第1楽章
マルタ・アルゲリッチ:アバド指揮 ベルリン・フィル

スヴャトスラフ・リヒテル:カラヤン指揮 ウィーン交響楽団

【収録曲】
①ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
スタニスラフ・ヴィスロツキ指揮:ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団

②チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮:ウィーン交響楽団

ピアノ:スヴャトスラフ・リヒテル

録音:1959年(1) 1962年9月(2)

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カラヤンにはベルリン・フィルを率いてのラザール・ベルマン、キーシンとの録音もありますが、今回ご紹介するのは20世紀を代表するピアニストとして知られる、旧ソ連の巨匠、スヴャトスラフ・リヒテルの演奏です。

オケはベルリン・フィルではなくウィーン交響楽団ですが、このオケもカラヤンと何度も共演を重ねてきているオーケストラです。

リヒテルの力強いタッチのピアノとカラヤン&ウィーン響の堂々たる演奏は、まさに威風堂々の風格で、この曲の雰囲気によくマッチしています。

カップリングはスタニスラフ・ヴィスロツキ指揮のワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団と共演したラフマニノフのピアノ協奏曲第2番で、こちらも名演の呼び声の高い録音です。

チャイコフスキーとラフマニノフというクラシック音楽を代表するピアノ協奏曲の名曲を、リヒテルのピアノで楽しめるおすすめのアルバムです。

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番より第1楽章
スヴャトスラフ・リヒテル:カラヤン指揮 ウィーン交響楽団

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チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番

「アルゲリッチ:アバド&ベルリン・フィル」「キーシン:カラヤン&ベルリン・フィル」「ラザール・ベルマン:カラヤン&ベルリン・フィル」「リヒテル:カラヤン&ウィーン響」「ヴィクトリア・ポストニコワ:ロジェストヴェンスキー&ウィーン響」「ベアトリーチェ・ラナ:パッパーノ&サンタチェチーリア管」「バレンボイム:チェリビダッケ&ミュンヘンフィル」「アリス=紗良・オット:ヘンゲルブロック&ミュンヘン・フィル」「清水和音:小林研一郎&アーネム・フィル」「アルゲリッチ:デュトワ&ロイヤル・フィル」「小山実稚恵:小泉和裕&ロイヤル・フィル」「辻井伸行:佐渡裕&BBCフィル」「アシュケナージ:マゼール&ロンドン響」「イーヴォ・ポゴレリチ:アバド&ロンドン響」「上原彩子:ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス&ロンドン響」「金子三勇士:小林研一郎&ロンドン・フィル」「セシル・ウーセ:マズア&ロンドン・フィル」「ジョルジュ・シフラ:ヴァンデルノート&フィルハーモニア管」「ペーテル・ヤブロンスキー:ペーター・マーク&フィルハーモニア管」「インゴルフ・ヴンダー:アシュケナージ&サンクト・ペテルブルク・フィル」「辻井伸行:ゲルギエフ&マリインスキー劇場管」「ダニール・トリフォノフ:ゲルギエフ&マリインスキー劇場管」「リヒテル:ヴィスロツキ&ワルシャワ国立フィル」「ギレリス:ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル」「リヒテル:コンドラシン&モスクワ・フィル」「アンドラーシュ・シフ:ショルティ&シカゴ響」「ラン・ラン:バレンボイム&シカゴ響」「エリザーベト・レオンスカヤ:マズア&ニューヨーク・フィル」「クライバーン:コンドラシン&シンフォニー・オブ・ジ・エア」「ホロヴィッツ:トスカニーニ&NBC響」「ホルヘ・ボレット:デュトワ&モントリオール響」「若林顕:ラザレフ&日本フィル」「横山幸雄:小泉和裕&東京都響」他

おすすめの名盤のコーナーではアバド&ベルリン・フィルとのアルゲリッチの録音をご紹介しましたが、それよりさかのぼること24年前の若きアルゲリッチがデュトワ&ロイヤル・フィルと演奏した録音もおすすめです。

1994年のアバド&ベルリン・フィルとの録音よりさらに情熱的で抒情的な演奏を楽しむことができます。

カラヤン&ベルリン・フィルのソリストとして登場したキーシンの演奏は1988年のジルベスター・コンサートのライヴ収録で、DVDも発売されています。

最晩年のカラヤンと17歳のキーシンというコンビで、当時話題を呼んだ演奏です。

今やチケットの入手困難な人気ピアニストとなった辻井伸行の録音は佐渡裕&BBCフィルゲルギエフ&マリインスキー劇場管とのコンビで楽しめます。

ゲルギエフ&マリインスキー劇場管とのライブはDVDでも発売されている他、YouTubeでも公開されています。

ホロヴィッツ&トスカニーニの録音はこの作品が人気の作品になった一因になったとも言われる名演です。冷戦で対立していたソ連で行われた第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝したアメリカ人ピアニスト、ヴァン・クライバーンの存在もアメリカでこの作品の人気が出た大きな要因と言われています。

そのクライバーンに満点の25点をつけ、他の出場者すべてに0点をつけたと言われるのが、おすすめの名盤でご紹介した巨匠、リヒテルです。

ホロヴィッツの録音もクライバーンの録音も、流石に古過ぎてCDを購入しようと言う気にはなりませんが、「Amazon Music Umlimited」なら聴き放題で楽しめるので、資料的な音源としても、純粋に過去の名演を楽しむ意味でも気軽に聴けます。

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まとめ

クラシック音楽を代表するピアノ協奏曲の名曲、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は、35歳の作品で、彼の作曲家としてのキャリアの中でも比較的前半の作品です。

これほど有名なピアノ協奏曲第1番ですが、続く「ピアノ協奏曲第2番は?」と聞かれると、そこそこのクラシックマニアでないとメロディが思い浮かばないのではないかと思います。

チャイコフスキーは1880年、40歳の時にピアノ協奏曲第2番を書き上げ、この作品を第1番の献呈を拒否されたニコライ・ルビンシテインに献呈しています。

そのルビンシテインは、この作品の初演を担当する予定でしたが、その日を前に、1881年3月24日にパリで急死しています。

結局、初演はニコライ・ルビンシテインの兄、アントン・ルビンシテインの指揮、セルゲイ・タネーエフのピアノで、1882年に行われましたが、ピアノ協奏曲第1番が今日でもピアノ協奏曲の重要なレパートリーとして頻繁に取り上げられるのに対し、第2番の演奏機会は非常に限られたものとなっています。

さらにはチャイコフスキーは、その後ピアノ協奏曲第3番の作曲にも着手していますが、こちらは完成には至らず、第1楽章のみが、死後、遺作として出版されています。

そんな古今のピアノ協奏曲を代表するチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、「冒頭の部分は知っているけど・・・」というクラシック初心者の方は、ぜひこの機会に全曲を通して聴いてみると良いでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。こちらの作品もぜひ聴いてみてください!

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