マーラー|交響曲第1番「巨人」解説とおすすめの名盤

2021年4月9日

まずはダイジェストで聴いてみよう!

シンバルが衝撃的な開幕を告げると金管楽器が悲痛な叫び声をあげるかのように咆哮します。

「嵐のような動きで」と作曲者が指示した通り弦楽器が激しい楽句をかき鳴らすと再び金管楽器が咆哮します。

まずは第4楽章の冒頭部分をダイジェストで聴いてみましょう。

サイモン・ラトル指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

作曲の背景

交響曲第1番ニ長調「巨人」はオーストリアの作曲家、グスタフ・マーラー(1860-1911)が1888年、28歳の時に書き上げた最初の交響曲です。

20代の前半から指揮者としてのキャリアをスタートさせたマーラーは並行して作曲活動にも取り組みます。

交響曲第1番以前の主要な作品の中に1885年に書き上げた4曲からなる歌曲「さすらう若人の歌」がありますが、この作品の第2曲と第4曲の旋律が交響曲第1番の中でも主題として使われています。

1884年頃から作曲に着手され、1888年に書き上げられた交響曲第1番の第1稿は5楽章からなり、第1楽章から第3楽章を第1部、第4楽章と第5楽章を第2部とする交響詩として翌1889年に発表されました。

その後改訂が加えられ1893~1894年に上演されるに際して「巨人」と言う標題が付されるとともに、各楽章にも次のような副題が付されました。

第1部 青春の日々から、若さ、結実、苦悩のことなど

第1楽章 春、そして終わることなく
第2楽章 花の章
第3楽章 順風に帆を上げて

第2部 人間喜劇

第4楽章 座礁、カロ風の葬送行進曲
第5楽章 地獄から天国へ

この標題はドイツの小説家、ジャン・パウル(1763-1825)が1802年に著した小説「巨人」に由来しています。

ただし、この小説と作品の中身に強い関連性はなく、「巨人」と言う小説ありきでマーラーが作曲したのではないようで、作品のイメージとして作曲の後にタイトル付けしたと言う意味合いのことをマーラー自身が書き残しています。

この作品に限らず自作に度重なる改訂を加えることが常であったマーラーは1896年に上演するに際して、第2楽章「花の章」を削除し、さらに各楽章に付けていた副題もすべて取り払い、4楽章からなる交響曲として演奏しました。

この時の改訂稿が後に「交響曲第1番」として出版され、今日の交響曲としての位置づけに繋がっています。

「巨人」の標題もマーラーによって削除されていることから、作曲者の真意としては付けるべきではないのかも知れませんが、演奏会やCD等のタイトルには表記されていることが一般的ではないかと思います。

尚、上記に上げた以外にも複数回にわたる改訂が加えられていることから、様々な出版譜が存在し、中には削除された「花の章」を含んだ版で演奏されている録音もあります。

CD等の購入に際しては気を付けられると良いでしょう。

花の章

ここで削除されてしまった「花の章」をダイジェストで少し聴いてみたいと思います。

美しい曲なので削除されてしまったのは少し残念な気もします。

興味のある方は「花の章」を含んだ録音を探してみるのも面白いかもしれませんね。

ズービン・メータ指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

マーラー|交響曲第1番「巨人」解説

第1楽章:Langsam. Schleppend( ゆっくりと、引きずるように)

冒頭、弦楽器がフラジオレットと呼ばれる奏法で静かな響きを奏でる様は、朝もやの森の中で佇んでいるかのような錯覚に陥ります。

やがて遠くから軍楽隊のラッパの音が聴こえて来て、木管楽器がカッコウの鳴き声を奏でます。(譜例①)

譜例①:演奏動画(02:26)

マーラーは実際に自然の情景を頭に描いて作曲をしていたようで、スコア(総譜)には「Wie ein Naturlant(自然の音のように)」「Der Ruf eines Kukkuck nachzuahmen(カッコウの鳴き声をまねて)」と言った細かい指示が見られます。

ホルンが牧歌的な旋律を奏でる間も、遠くでファンファーレが鳴り響き、カッコウは鳴き続けます。

少し重い足取りで歩くかのような弦楽器の上昇音階に続いて歌われる第1主題は、マーラーの歌曲『さすらう若人の歌』第2曲「朝の野原を歩けば」に基づいています。(譜例②)

譜例②:演奏動画(04:45)

マーラー:「さすらう若人の歌」より第2曲「朝の野を歩けば」

バリトン:クリスティアン・ゲルハーヘル

この第1主題は先ほどのカッコウの動機からとても自然な形で始まり、「朝の野原を歩けば」のタイトル通り爽やかな朝を感じさせる清々しい旋律です。

この主題提示部が反復された後に続く展開部では、再び冒頭の朝もやの残る森の情景を感じさせるような音楽が奏でられます。

その後展開されていく第1主題は舞曲風にも感じられ、明るさに満ちていますが、やがて終楽章にも繋がるような暗く不安気で、劇的な雰囲気に徐々に支配されていきます。

最後は輝かしいファンファーレと共に簡潔に再現された後、突然幕を下ろすかのように、終曲します。

第2楽章:Kraftig bewegt, doch nicht zu schnell (力強い動きをもって、しかし速すぎないように)

低音弦楽器が3拍子で刻むリズムと、ヴァイオリンが奏でるオクターヴ上昇するいきいきとした動機の反復にのって、木管楽器が舞踏的な主題を奏でます。(譜例③)

譜例③:演奏動画(17:30)

旋律に合いの手を入れるかのようにホルンのゲシュトップによって奏でられるシグナル(信号音)がいかにもマーラーらしい響きで印象的です。(譜例④)
ゲシュトップ奏法はホルンのベルに右手を深く差し込み、開口部をぴったりと塞ぐようにすることで音程の変化と金属音のような音色を得る奏法のことです。

譜例④:演奏動画(18:54)

ホルンのソロをブリッジとした中間部のトリオではほろ酔いで踊っているかのような、少しおどけた雰囲気も感じます。(譜例⑤)

譜例⑤:演奏動画(20:54)

楽曲は再びホルンのソロをブリッジとして冒頭の主題に戻り、最後は金管楽器のトリルで華やかに終曲します。

第3楽章:Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen (荘厳に、威厳をもって、しかし引きずらないように)

改訂前の交響詩の段階では「座礁、カロ風の葬送行進曲」と副題が付けられていた楽章です。

カロとはフランスの銅版画家、ジャック・カロ(1592-1635)のことです。

ジャック・カロ 戦争の惨禍

冒頭、コントラバスが奏でる重々しく、もの悲しい旋律は「フレール・ジャック」と言う名で知られるフランスの民謡から取られています。

この曲はフランスのみならず世界各国、もちろん日本でも「グーチョキパーで何作ろう」をはじめ、様々な歌詞があてられ親しまれている曲なので聞き覚えがあることと思います。

フレール・ジャック

Mundwerk a cappella

この民謡に基づく葬送行進曲風の主題はコントラバスからファゴット、チェロへとカノン風に引き継がれていきます。(譜例⑥)

譜例⑥:演奏動画(24:50)

この主題に絡むオーボエの旋律は少しおどけた表情で、どこか鳥の鳴き声のようにも感じます。

私には森の中を進む葬送の行列に続く、動物たちの奇妙な行進の情景が頭に浮かびます。(譜例⑦)

譜例⑦:演奏動画(26:15)

中間部ではハープの調べに導かれ、ヴァイオリンが静かに穏やかな心癒される旋律を奏でます。

この旋律は『さすらう若人の歌』第4曲「2つの青い眼」に基づいています。(譜例⑧)

譜例⑧:演奏動画(30:48)

マーラー:『さすらう若人の歌』より第4曲「2つの青い眼」

ソプラノ:ミーシャ・ブルガーゴーズマン

楽曲は第3楽章冒頭主題に回帰し、再び葬送の調べを奏でますが、木管楽器のおどけたような旋律と金管楽器の陽気な旋律が挿まれ、より奇怪な雰囲気を醸し出します。

最後は葬列が遠くに消え去るように徐々に小さくなり、ファゴットの旋律と遠くへ歩き去るかのようなティンパニの響きを残し、静かに終曲します。

第4楽章:Stürmisch bewegt( 嵐のような動きで)

シンバルの一撃と強烈な不協和音で開幕を告げる終楽章は楽譜に指示された通り、嵐のように激しく動き回る弦楽器の旋律と雄々しく咆哮するかのような金管楽器の叫びによってはじまります。

金管楽器が奏でる力強い第1主題の断片に呼応する3連符の下降音型は、マーラーの作品によく見られる特徴的な音型で、印象的です。

嵐が少し落ち着くとやがて第1主題が提示されます。(譜例⑨)

譜例⑨:演奏動画(37:32)

嵐が過ぎ去るように第1主題の提示が終わると、ガラリと雰囲気を変えて、美しく夢見るような第2主題が弦楽器によって奏でられます。(譜例⑩)

譜例⑩:演奏動画(40:20)

第2主題が感動的に頂点を迎えると、再び静けさの中から低弦がうごめきだし、トランペットの3連符のシグナル(信号音)が嵐の到来を予兆し、展開部へと突入します。

この第4楽章にはもともと「地獄から天国へ」と言うタイトルが付けられていましたが、この展開部では第4楽章冒頭の第1主題に基づく地獄のような激しい音楽の中に、やがて現れる天国を象徴するかのような旋律が見え隠れしながら、展開し、高揚していきます。

そしてついには高らかに勝利の凱歌が奏でられるのです。(譜例⑪)

譜例⑪:演奏動画(46:05)

この勝利の凱歌は徐々に静けさを取り戻し、やがて第1楽章の冒頭部分が現れ、その後さまざまなモチーフが断片的に現れた後、美しい第2主題が再現されます。

第2主題の美しい余韻の残る静寂を打ち破るようにヴィオラが不気味な短い動機を奏で、第1主題の再現に繋がっていきます。

再現される第1主題は静かながらも金管楽器のファンファーレを伴いながら徐々に高まっていき、やがて高揚しきるとクライマックスとなるコーダへと突入します。

演奏動画を見ると気づかれると思いますが、このコーダの途中でホルン奏者は全員起立して演奏をしています。

これはマーラー自身がスコア(総譜)に注釈として「ホルン奏者は最大の音量が得られるように立ち上がる。」と書き加えているからです。

さらには「Die Horner Alles, auch die Trompeten ubertonen」、つまり「ホルンがトランペットを含む、全てを消してしまう程の音量で」とも指示しています。(譜例⑫)

譜例⑫:演奏動画(55:14)
※マーラーによる注釈を拡大したもの

マーラーはこの作品の中で、他にも木管楽器やホルンに対し、高々とベルを上げるベルアップを求めたり、実に細やかな指示をスコアに書き込んでいます。

オーボエやクラリネット奏者が時折、高々と楽器を持ち上げているのも、こうした指示に基づいたものです。

楽曲は高らかに勝利の凱歌を奏で、最後は象徴的な3連符のモチーフを繰り返しながら熱狂的に終曲します。

マーラー|交響曲第1番「巨人」youtube動画

※こちらの動画は埋め込みが出来ません。下記のタイトルをクリックしていただき、リンク先のyou tubeでご覧ください。

マーラー 交響曲 第1番 ニ長調「巨人」
第1楽章:(00:30)
第2楽章:(17:17)
第3楽章:(24:50)
第4楽章:(36:25)

クラウディオ・アバド指揮:ルツェルン祝祭管弦楽団

クラウディオ・アバド(1933-2014)はカラヤン亡き後、ベルリンフィルの芸術監督を引き継いだイタリアの指揮者です。

演奏会が始まる前の客席にはアバドの後任のサイモン・ラトルの姿も見えます。

動画は既にベルリンフィルを退任された後の2009年、病気を経てずいぶん痩せられたアバド76歳の時のコンサートの様子ですが、まさしく生気あふれる渾身の演奏です。

piccoloのツボ!ここを聴いて!

このコーナーでは今回ご紹介した作品の中から「ぜひここを聴いて欲しい!」と言う管理人piccoloの独断と偏見によるツボをご紹介しています。

「全曲聴くのは長すぎて・・・」と感じられるクラシック初心者の方はぜひここだけでも聴いてみて下さい。

下記の動画をクリックしていただければ該当箇所から再生できるように設定しています。

今回の「piccoloのツボ!」は第4楽章の第2主題提示部です。

マーラーの交響曲と言えば、大編成の金管楽器と打楽器群が繰り広げる壮大でドラマティックな響き、そんなイメージを持たれる方も多いかと思います。

もちろん私自身、そんな部分もマーラーの交響曲の大いなる魅力だとは思いますが、今回はあえてマーラーの描き出す弦楽器の旋律の魅力をご紹介したいと思います。

ここでは夢見るような第2主題が奏でられた後、弦楽器群は下降音型をたどりながらクレッシェンドし、深く沈み込んで行くかのようにフレーズの頂点を形作り、その裏ではティンパニのロールと共にホルンの豊かな和音の響きがそのフレーズを下支えしています。(譜例⑬)

譜例⑬:演奏動画(42:16)

こうした長いフレーズは上昇音型をたどりながらクレッシェンドしつつ高揚して行くケースも多いですが、マーラーは逆に下降しつつ高揚していくことで、旋律に深みを増し、心に押し寄せるかのような感動的なフレーズを形成しているように私には感じられます。

それはまるで豊かな弦楽器の音の波がゆっくりと押し寄せながら、聴く人の心をいつのまにか優しく包み込んでしまっているかのような、そんな印象を受けます。

心静かに、じっくりと聴いてみてくださいね!

※動画は上記譜例の少し前、第2主題を提示するあたりから再生するように設定しています。

クラウス・マケラ指揮:オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

マーラー|交響曲第1番「巨人」おすすめの名盤

管理人piccoloおすすめの名盤はこちら!

今回は同じアバドの指揮でCDとBlu-rayをそれぞれご紹介します!

クラウディオ・アバド指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

マーラー:交響曲第1番ニ長調《巨人》
クラウディオ・アバド指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1989年(ライヴ収録)

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録音された1989年はアバドがベルリン・フィルの芸術監督に選ばれた年で、選任された後、最初にベルリン・フィルの指揮台に立ったアバドがプログラムに選んだのがこのマーラーの「巨人」でした。

この時の様子はドキュメント番組として日本でも放映されたので、ご記憶にある方もいらしゃるかも知れんせんね。

奇しくもこの年はベルリンの壁が崩壊した年でもあり、ドイツとベルリン・フィルの新しい歴史のページを開く記念すべき録音となりました。

マーラー:交響曲第1番ニ長調《巨人》より第4楽章
クラウディオ・アバド指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

クラウディオ・アバド指揮:ルツェルン祝祭管弦楽団

マーラー:交響曲第1~7番、他
クラウディオ・アバド指揮
ルツェルン祝祭管弦楽団
ブルーレイ・ディスク・ボックス

こちらは先ほどのyoutube動画でご紹介した2009年のルツェルン音楽祭でのライヴ収録を含むマーラーのブルーレイ・ディスク・ボックスです。
※今回ご紹介した動画はレーベル「Euroarts」の公式チャンネルにアップされたものです。

2002年にベルリン・フィルを退任したクラウディオ・アバドがタッグを組んだルツェルン祝祭管弦楽団はこのルツェルン音楽祭のために編成される特別なオーケストラです。

先ほどのベルリン・フィル芸術監督としてのデビュー盤と言ってもよい1989年の演奏から20年の時を経ています。

76歳の晩年の姿とは思えないエネルギッシュな音楽と、病を経て瘦せ細ったアバドの姿が何か悟りを開いた修行僧のようで印象的です。

壮年期のアバド&ベルリン・フィル盤と聴き比べるのも楽しいと思いますよ!

収録されているのは2003年の第2番、2004年の第5番、2005年の第7番、2006年の第6番、2007年の第3番、2009年の第1番と第4番がメインですが、カップリングとなるユジャ・ワンをソリストに迎えたプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番なども楽しめます。

マーラーの主要な交響曲を晩年のアバドの研ぎ澄まされたタクトと、各国の名人を揃えたルツェルン祝祭管弦楽団による映像で楽しめるおすすめのボックスです。

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筋肉質で男性的なオーケストラサウンドを楽しませてくれるシカゴ響アバド、ショルティ、ブーレーズと聴き比べるとそれぞれ違いがあって面白いですよ。

「バーンスタイン&ニューヨーク・フィル」盤では壮年期のバーンスタインの情熱的な演奏が楽しめます。コーダでオケを煽るようにタクトをまわすバーンスタインの姿が目に浮かぶような演奏です。

「小澤征爾&ボストン響」盤は「花の章」の付いた版で演奏されていて、瑞々しくクリアなサウンドが印象的な録音です。

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まとめ

マーラー作曲の交響曲第1番「巨人」、いかがでしたでしょうか?

マーラの交響曲はどれも壮大でドラマティックなものばかりで、私自身、学生の頃から聴き込んでいるお気に入りの作曲家です。

作品には常に「人生とは?」「死とは?」と言う人間にとっての永遠のテーマが、自問自答のように見え隠れし、マーラー自身の性格や人生と相まって、独特の魅力を感じずにはいられません。

しかし、それは哲学的なものかと言えばそうではなく、この作品の中でも日常の自然な情景と共に現れては消える幻影のようにも私には感じられます。

作品の中には春を愛でる鼻歌のような雰囲気もあり、自然の中に潜む死の影を感じさせるような雰囲気もあり、またそれを皮肉るような滑稽さもあり、それでいてマーラー特有の雄弁な壮大さをも感じさせる素晴らしい作品です。

しかも、この作品が最初の交響曲だと言うのだから本当に驚きです。

今日、「交響曲第1番」の名を冠した作品で、これほど演奏機会の多い作品はブラームスを除いてはこのマーラー以外にはないのではないでしょうか?

クラシック初心者の方には少し長く感じられるかも知れませんが、お気に入りの楽章からでもぜひ聴いていただければと思います。

マーラーの世界にどっぷりハマって抜け出せなくなるかもしれませんよ?

最後までお読みいただきありがとうございます。こちらの作品もぜひ聴いてみてください!

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