ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」【解説と名盤】

2020年9月20日

まずはダイジェストで聴いてみよう!

夢の中を漂うかのような虚ろなフルートの旋律、それにホルンの響きが柔らかく包み込むように応えます。

まずは有名なフルートのソロではじまる冒頭の部分をダイジェストで聴いてみましょう。

サイモン・ラトル指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」の解説

「牧神の午後への前奏曲」(仏:Prélude à “L’après-midi d’un faune”)はフランスの作曲家、クロード・ドビュッシー(1862-1918)が1894年に書き上げた管弦楽曲です。

作曲に着手したのは1892年頃と見られ、1876年に出版されたフランスの詩人ステファヌ・マラルメ(1842-1898)の詩「牧神(半獣神)の午後」(仏:L’Après-midi d’un Faune)に触発されて作曲した作品です。

牧神はギリシャ神話に登場する半獣神で「パン」とも呼ばれ、獣のような下半身と山羊のような角を持つと言われています。

詩の内容は牧神パンが眠気を誘う昼下がりに2人の優雅なニンフ(精霊)の夢想にふけるといった幻想的かつ官能的なものです。

曲はフルートのソロが重要な役割を担っており、幻想的でまさしく夢の中にいるかのような浮遊感を漂わせています。

牧神パンには「パンの笛」と言われる有名な伝説があり、牧神を象徴する笛(フルート)が効果的に使われています。

ある時、パンは森で美しい妖精シリンクスを見初め、それからは「ストーカー」のようにシリンクスにつきまとうようになりました。でも、シリンクスは山羊のように額に角のあるパンを好きになれず逃げまわっていました。とうとうパンは力ずくで自分のものにしようと激しくせまるとシリンクスはアルテミスという神様にお願いして川辺の葦に姿を変えてしまいました。その葦を抱いたまま途方にくれ悲しんでいたパンは、やがてその葦をいくつかに切って束ねて笛を作りました。そしてシリンクスを思い出しては、その笛を一人で吹いていたということです。

引用:糸井正博の「森の音楽と笛のおはなし」
笛の演奏を羊飼いダフニスに教える牧神パン

ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」のyoutube動画

ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」

アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮:hr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)

ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」の名盤

管理人おすすめの名盤はこちら!

ドビュッシー
牧神の午後への前奏曲
交響詩『海』
バレエ音楽『おもちゃ箱』他
サイモン・ラトル指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2004年

首席フルート奏者、エマニュエル・パユの奏でる美しくやわらかな音色が魅力です。

それに応えるオーケストラの響きもとても繊細で柔らかく、色彩感あふれるドビュッシーの世界を味わうことが出来ます。

メインはドビュッシーの代表作、交響詩『海』。1枚でドビュッシーを存分に堪能できるアルバムです。

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いかがでしたか?こちらの作品もぜひ聴いてみてください!

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