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【聴き比べ!】6人の作曲家が書いた珠玉のアヴェ・マリア!

2021年1月16日

「アヴェ・マリア」とは?

「アヴェ・マリア」とは「こんにちは、マリア」「おめでとう、マリア」を意味するラテン語で、カトリック教会で用いられるその言葉で始まる聖母マリアを讃える伝統的な祈祷文のことを指しています。

この祈祷文には古くから数々の作曲家たちが曲を付け、「アヴェ・マリア」として発表しています。

中にはオリジナルの歌詞を付けたり、歌詞を伴わない器楽作品として発表している作曲家もいます。

今回の記事では時代も国も異なる6人の作曲家が書いた「アヴェ・マリア」をご紹介しています。

俗に「三大アヴェ・マリア」として知られるシューベルト、グノー、カッチーニの作品に加え、マスカーニ、ピアソラ、ゴメスの作品も取り上げています。

各記事には簡単な紹介文と動画を掲載しています。

詳しい作品の解説はリンク先の記事でご紹介していますので、関心のある作品がありましたらそちらもぜひご覧ください。

尚、リンク先の詳細記事では今回の記事でご紹介した動画とは別の演奏動画をご紹介していますので、あわせてお楽しみいただければと思います。

シューベルト「アヴェ・マリア」

「アヴェ・マリア」と聞いてまず思いつくのがこのシューベルト作曲の「アヴェ・マリア」ではないでしょうか?

クラシックに馴染みがない方でも一度は耳にしたことのあるであろう、優しく穏やかな旋律に心が癒されます。

しかし、このシューベルト「アヴェ・マリア」は実は替え歌だった!?・・・続きはリンク先の記事をお読みください。

シューベルト:アヴェ・マリア

ソプラノ:ルネ・フレミング
トレヴァー・ピノック指揮:ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団

グノー「アヴェ・マリア」

続いてご紹介するのはフランスの作曲家、グノー作曲の「アヴェ・マリア」です。

この作品もシューベルト「アヴェ・マリア」と並んで有名な作品ですので、ご存じの方も多いかと思います。

とても清浄な雰囲気に包まれた美しい作品ですが、実はこのグノー「アヴェ・マリア」グノーの全くのオリジナル作品と言うわけでもなく・・・続きはリンク先の記事をお読みください。

グノー:アヴェ・マリア

歌唱:アミラ・ウィルハーフン(9歳)
ゴッドタレント(オランダ版)2013 セミ・ファイナルより

カッチーニ「アヴェ・マリア」

「三大アヴェ・マリア」最後の一曲はカッチーニ「アヴェ・マリア」です。

カッチーニと言う名前はあまり聞きなれないかもしれませんが、イタリア・ルネサンス末期からバロック初期にかけて活躍した作曲家です。

甘美な旋律が印象的なこの作品は、他の作曲家が書いた「アヴェ・マリア」とは異なり、歌詞はただ「アヴェ・マリア」を繰り返すと言う異色の作品です。

ところがこのカッチーニ「アヴェ・マリア」、実はカッチーニの作ではなく・・・続きはリンク先の記事をお読みください。

カッチーニ:アヴェ・マリア

歌唱:シャルロット・チャーチ

マスカーニ「アヴェ・マリア」

マスカーニ作曲の「アヴェ・マリア」マスカーニが書いた大ヒットオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」の有名な間奏曲に歌詞を付けた作品です。

オペラ本編にも素晴らしい曲が散りばめられていますので、関心のある方はぜひそちらも聴いてみて下さい。

詳しくはリンク先の記事をお読みください。

マスカーニ:アヴェ・マリア

メゾ・ソプラノ:ジョイス・ディドナート

ピアソラ「アヴェ・マリア」

次にご紹介するのはタンゴの革命児と称されたアルゼンチンの作曲家、ピアソラが作曲した「アヴェ・マリア」です。

他の作曲家が書いた「アヴェ・マリア」とは異なる、少しエキゾチックで妖しい?雰囲気と魅力をたたえた作品です。

実はこの作品も元は映画のために書かれた音楽で・・・続きはリンク先の記事をお読みください。

ピアソラ:アヴェ・マリア

チェロ:ボリスラフ・ストルリョフ
アコーディオン:Aydar Gaynullin

ウィリアム・ゴメス「アヴェ・マリア」

最後にご紹介するのはウィリアム・ゴメス作曲の「アヴェ・マリア」です。

おそらく大半の方が聞いたことのない作曲家だと思いますが、とても美しく、心に響く感動的な作品です。

そんなウィリアム・ゴメスの詳しいプロフィールはリンク先の記事をお読みください。

ウィリアム・ゴメス:アヴェ・マリア

メゾ・ソプラノ:Tatyana Vitsinskaya
ピアノ:Gaykhar Tasbergenova

まとめ

時代も国も異なる6人の作曲家が書いた「アヴェ・マリア」、いかがでしたでしょうか?

面白いのは多くの作品が、作曲家自身が「アヴェ・マリア」と言う宗教的な祈りの詩に曲を付けようとしたのではなく、「この旋律にはアヴェ・マリアの詩がよく似合う」と後付けで作品が出来上がったことです。

どの作品も穏やかで、清らかで、とても美しい魅力的な作品ばかりですが、中でも管理人の個人的なお気に入りはウィリアム・ゴメス、マスカーニ、カッチーニの3作品です。

みなさんはどの「アヴェ・マリア」が気に入りましたか?

最後までお読みいただきありがとうございます。こちらの作品もぜひ聴いてみてください!

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