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バッハ「目覚めよと呼ぶ声あり」【解説と無料楽譜】

2020年10月5日

バッハ「目覚めよと呼ぶ声あり」解説

カンタータ第140番「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV140はドイツの作曲家、ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)が1731年に作曲したカンタータです。

カンタータは器楽伴奏の付いた声楽作品のことですが、この作品はプロテスタント教会での礼拝のために書かれたコラール(讃美歌)を取り入れた教会カンタータです。

このコラールは元々フィリップ・ニコライというドイツの牧師が作曲したもので、カンタータの第1曲、第4曲、第7曲に使われています。

全7曲から成るこのカンタータの第4曲を後年、オルガン用に編曲したものが「シュープラー・コラール集」第1曲の「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV645です。

このオルガンのために書かれた6曲からなるコラール集はそれぞれバッハの作曲した教会カンタータから抜粋して編曲されていて、通称の「シュープラー」はこの楽譜の出版譜の発行者ヨハン・ゲオルク・シュープラーに由来しています。

原語タイトルの「Wachet auf, ruft uns die Stimme」は「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」などと訳されている場合もあります。

今日では原曲のカンタータよりはオルガンのために編曲された方が有名かと思いますが、親しみやすいその旋律はオリジナル以外の様々な楽器のために編曲されて愛されています。

次の記事ではオリジナルのカンタータBWV140の全曲と編曲されたオルガンのためのBWV645に加え、他の楽器のために編曲された動画をご紹介しています。

ぜひ聴き比べてお楽しみください。

バッハ「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV645のyoutube動画

J.S.バッハ:「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV645

オルガン:Rodney Gehrke

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J.S.バッハ:「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV645

オルガン:Wolfgang Zerer

バッハ:カンタータ「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV140のyoutube動画

バッハ:カンタータ第140番「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV140
第1曲「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声(コラール)【0:07】
第2曲「彼は来る、まことに来る」(レチタティーヴォ)【7:51】
第3曲「いつ来ますや、わが救いのきみ?」(二重唱)【9:00】
第4曲「シオンは物見らの歌うの聞けり」(コラール)【15:19】
第5曲「さらばわがもとへ入れ」(レチタティーヴォ)【19:43】
第6曲「わが愛するものはわが属となれり」(二重唱)【21:15】
第7曲「グローリアの頌め歌、汝に上がれ」(コラール)【26:43】

JOS VAN VELDHOVEN指揮:Netherlands Bach Society

バッハ「目覚めよと呼ぶ声あり」編曲版 youtube動画

解説でも触れたとおり、様々な楽器のために編曲されているこの作品の中から管理人のおすすめの動画をいくつかご紹介したいと思います。

J.S.バッハ:「目覚めよと呼ぶ声あり」ピアノ版(ブゾーニ編)

ピアノ:ヤン・リシエツキ ( Jan Lisiecki)

J.S.バッハ:「目覚めよと呼ぶ声あり」ブラス・アンサンブル版(David J. Miller編

The Barclay Brass

バッハ「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV645の無料楽譜

バッハ「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV645の無料楽譜(IMSLP)

上記のリンク先から無料楽譜をダウンロード出来ます。ご利用方法がわからない方は下記の記事を参考にしてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。こちらの作品もぜひ聴いてみてください!

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