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モーツァルト「フルートとハープのための協奏曲」【解説と名盤】

2020年9月19日

まずはダイジェストで聴いてみよう!

優雅で気品に満ち溢れたフルートとハープが織り成す旋律はどこまでも透明で、まるで天上の調べのようです。

まずは第3楽章のクライマックス部分をダイジェストで聴いてみましょう!

フルート:Verena Beatrix Schule
ハープ:Hanna Rabe
ケルン放送管弦楽団

オーケストラ伴奏を伴わない独奏部分(カデンツァ)は元々モーツァルト自身の書いた楽譜があったと言う説がありますが、真偽のほどは定かではありません。

ここではメンデルスゾーンやシューマンにも師事したドイツの作曲家、カール・ライネッケ作のカデンツァが使われています。

モーツァルト作のオリジナルのカデンツァが発見されれば、ぜひ聴いてみたいものですね!

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作曲の背景

フルートとハープのための協奏曲はオーストリアの作曲家、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1778年に作曲した協奏曲です。

当時、知人を介して知己を得たド・ギーヌ公爵の依頼で書かれた曲ですが、公爵はアマチュアのフルート奏者で、モーツァルトが作曲を教えていた公爵の娘はハープをたしなんでいました。

フルートとハープと言う2つの独奏楽器の組み合わせは、それまでの他の協奏曲には例を見ません。大変優雅で気品に満ち溢れた雰囲気がありますが、公爵からの依頼がなければこのカップリングでの協奏曲は生まれなかったことでしょう。

モーツァルト「フルートとハープのための協奏曲」解説

第1楽章 Allegro
オーケストラと独奏楽器が華やかに開幕を告げるとフルートとハープが華やかで優美な旋律を活き活きと奏でます。

その美しい音色は絹織物のように滑らかで艶やかな印象です。

第2楽章 Andantino(10:40)
とても静謐な美しさに包まれた楽章です。静かにゆったりと流れる繊細な調べに心が奪われます。

モーツァルトでなければ書けない美しさと気品に満ち溢れています。

曲はカデンツァをはさみ第2楽章冒頭の主題が静かに繰り返され終わります。

第3楽章 Rondo-Allegro(20:10)
快活なオーケストラの序奏に続きハープとフルートが愛らしい旋律を口ずさむかのように軽快に歌います。

その姿は天使が口笛を吹いているかのように自由で軽やかです。

最後は冒頭のダイジェスト動画でもご紹介したカデンツァ部分をはさみ終結します。
カデンツァは各楽章の終盤に配置されていて聴きどころです。(演奏者のオリジナルのカデンツァが演奏される場合もあります。)

モーツァルトの時代のフルートは木製で音色はもっと素朴で、この動画で使われている金製の楽器のように輝かしいものではありませんでした。

ハープも現在のものと比べると楽器のシステムが不完全で半音階の演奏等が困難だったようです。

もちろん当時の楽器ならではの味わいもありますが、タイムマシンがあるならモーツァルトに一度この音を聴かせてみたいと思わずにはいられません。

モーツァルト「フルートとハープのための協奏曲」youtube動画

モーツァルト フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299

トン・コープマン指揮:ベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミー
フルート:マチュー・デュフォー
ハープ:Marion Ravot

(※カラヤン・アカデミーは指揮者のカラヤンによって1972年に創設された若手音楽家のためのアカデミーです。)

フルートのマチュー・デュフォーさんはシカゴ交響楽団の首席奏者などを経た後、2015年からはベルリンフィルの首席奏者として活躍されています。

ハープのMarion Ravotさんはカラヤン・アカデミーで学ばれたハープ奏者です。

こちらの作品もぜひ聴いてみてください!

モーツァルト「フルートとハープのための協奏曲」名盤

piccoloのおすすめの名盤はランパル&ラスキーヌ盤!

20世紀を代表するフランスのフルート奏者、ジャン=ピエール・ランパルとハープ奏者、リリー・ラスキーヌによる演奏で、エレガントで艶やかな音色が魅力です。

カップリングは同じフランスのクラリネット奏者、ジャック・ランスロによるクラリネット協奏曲です。

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