メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲

2020年5月5日

ますは冒頭部分をダイジェストで!

オーケストラの短い序奏に続く独奏ヴァイオリンの哀愁を帯びた調べは、どこか感傷的で聴く人の心を惹きつけてなりません。

まずは大変有名な冒頭部分をダイジェストで聴いてみましょう!

サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァイオリン:ヴィルデ・フラング

作曲の背景

今回ご紹介するのはドイツの作曲家、メンデルスゾーンが1844年に作曲したヴァイオリン協奏曲です。

ベートーヴェン、ブラームスの協奏曲と並び三大ヴァイオリン協奏曲として名高い傑作です。

1838年にメンデルスゾーンがライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者だった頃に、同団のコンサート・マスターであったフェルディナント・ダヴィッドに新しいヴァイオリン協奏曲の作曲にとりかかるところだと手紙で告げています。

結局、完成するまでには6年の月日を要し、初演はこのダヴィッドの独奏で1845年に行われ成功をおさめました。

指揮は当初メンデルスゾーンがする予定でしたが、体調が悪く代わりの指揮者が行うことになりました。

その後も体調は回復することなく、2年後の1847年、メンデルスゾーンは38歳にしてこの世を去ることになります。

楽曲解説

第1楽章
ダイジェスト動画でもご紹介した有名な冒頭部分はとても魅力的なヴァイオリンの旋律が印象的です。

中間部では少し穏やかな表情を見せますが、感傷的な雰囲気は残したままヴァイオリンは徐々にドラマティックに盛り上がっていきます。

終盤に現れるカデンツァ(オーケストラの伴奏を伴わずに自由に即興的な演奏をする部分)は即興的なものではなくメンデルスゾーンが楽譜に書き起こしたもので、ヴァイオリンが存分にその技巧を発揮しながら歌い上げます。
ヴァイオリンの細かい分散和音に乗って木管楽器が冒頭の旋律を奏でるカデンツァの終わり方もとても印象的です。

カデンツァが終わると再び穏やかな旋律を挟み、華麗にそしてドラマティックに第1楽章を終えます。

第2楽章(13:50)
吹き伸ばすファゴットの音色に導かれ第1楽章から切れ目なく始まります。
優しく穏やかなヴァイオリンの旋律に心が落ち着くような気がします。

中間部ではよりドラマティックに展開された後、元の旋律に落ち着きます。

第3楽章(22:04)
前楽章の雰囲気のヴァイオリンによる序奏が終わると金管楽器の短いファンファーレに続き、独奏ヴァイオリンが軽快で躍動的な旋律を奏でます。

駆け回るようなヴァイオリンの旋律はオーケストラと呼応しながら華やかにフィナーレを迎えます。

全曲版を聴いてみよう!

ケント・ナガノ指揮 エーテボリ交響楽団
ヴァイオリン:レイ・チェン

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