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【2022年版】「Amazon Music Unlimited」で聴くオススメJazz(ジャズ)の名曲!

2022年10月6日

今回の記事では「Amazon Music Unlimited」で聴くことの出来るJazz(ジャズ)の名曲の数々をご紹介しています。

「Amazon Music Unlimited」ではどんなJazz(ジャズ)が聴けるのかな?

Jazz(ジャズ)を聴いてみたいけど、何から聴けば良いのかな?

そんなことが気になる方はぜひ参考にしてみて下さい。

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『Amazon Music Unlimited』で聴く「スウィング・ジャズ」

スウィング・ジャズは、1930年代から1940年代はじめにかけて流行したビッグバンドの形態で演奏されるジャズ音楽です。

モダン・ジャズで聴かれるような即興演奏(アドリブ)よりは、ビッグバンド全体でのアンサンブルに重きが置かれ、親しみやすいダンスミュージックとして広く愛されました。

「モダン・ジャズはちょっと難しい?」と感じるジャズ初心者の方は、この「スウィング・ジャズ」から聴かれると良いかも知れませんね?

きっと古き良き時代のジャズの響きと香りを楽しめますよ!

それでは早速代表的なアーティストをご紹介していきましょう。

デューク・エリントン

デューク・エリントン(1899年- 1974年)はピアニストとして活躍したバンド・リーダーです。自身の楽団を率い20世紀半ばに「スウィング・ジャズ」の一大ムーブメントを巻き起こしました。

代表曲は有名な「A列車で行こう」(Take the ‘A’ Train)、ジャズ初心者の方も名前くらいは聴かれたことがあるのではないでしょうか。

デューク・エリントン楽団「A列車で行こう」

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グレン・ミラー

グレン・ミラー(1904年 – 1944年)はトロンボーン奏者としてミュージシャンのキャリアをスタートさせたバンド・リーダーです。

「ムーンライト・セレナーデ」「茶色の小瓶」「イン・ザ・ムード」など次々とヒットを飛ばし、ジャズ・ファン以外にも広く愛されているアーティストです。

グレン・ミラー楽団「ムーンライト・セレナーデ」

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ベニー・グッドマン

ベニー・グッドマン(1909年 – 1986年)はクラリネット奏者として活躍したバンド・リーダーです。

「スウィングの王様」の異名を持ち、その幅広い才能はジャズの分野に留まらず、クラシックの協奏曲の録音も遺しています。

ベニー・グッドマンの代名詞とも言える「シング・シング・シング」はジャズ・ファンのみならず、広く愛されている名曲です。

ベニー・グッドマン楽団「シング・シング・シング」

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カウント・ベイシー

カウント・ベイシー(1904年 – 1984年)はピアニストとして活躍したバンド・リーダーです。ここまで紹介した3人と共にスウィング・ジャズ、ビッグバンドを代表するミュージシャンです。

カウント・ベイシー楽団「ストレート・アヘッド」

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ルイ・アームストロング

ルイ・アームストロング(1901年 – 1971年)は「サッチモ」の愛称で多くの人に愛されたアメリカのジャズトランペット奏者です。

歌手としても活躍したサッチモが歌った「この素晴らしき世界」(What a Wonderful World)は日本のCMソングとしても使われていたので、ご存知の方も多いかと思います。

何とも言えない味のある歌声で、美味しいウイスキーでも片手に聴いてみたいそんな1曲です。

ルイ・アームストロング「この素晴らしき世界」

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『Amazon Music Unlimited』で聴く「ジャズ・ボーカル」

1900年代の半ばには20世紀のジャズの歴史に残る偉大な3人の女性シンガーたちが登場します。

ここではそんな女性ジャズ・ボーカリストたちを紹介していきます。

気軽なダンス・ミュージックとして人気を博した「スウィング・ジャズ」の歴史の並行して、黒人女性として生を受けて、抑圧され、人知れず涙を流してきた彼女たちの人生を垣間見ると、これこそが真のジャズではないか?そんな考えを抱かずにはいられない心にしみるもう一つのジャズの歴史があるようにも感じます。

エラ・フィッツジェラルド

エラ・フィッツジェラルド(1917年 – 1996年)はアメリカのジャズ・シンガーです。

幼い頃から劣悪な家庭環境に育ち、辛酸をなめたエラ・フィッツジェラルドは17歳の時にニューヨークのハーレムにあったアポロ・シアターのアマチュア・ナイツで歌を披露し、世に出るきっかけをつかみます。

バンドでのシンガー経験を経て、1941年にはソロ活動を開始し、その後大きな成功を収めます。

私生活の面では2度の結婚と離婚、晩年には糖尿病のために盲目となり、1993年には手術で両足を切断するなど、波乱の人生を送り、1996年にこの世を去りました。

Ella Fitzgerald- “How High The Moon/Epic scat” LIVE 1966

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エラ・フィッツジェラルド

ビリー・ホリデイ

ビリー・ホリデイ ( 1915年 – 1959年)は「レディ・デイ」の異名を持つアメリカのジャズ・シンガーです。

1920年代のアメリカで想像を絶する壮絶な幼少期を過ごしたビリー・ホリデイは15歳の頃にはハーレムの有名なジャズクラブで歌うようになります。

1933年、コロムビアレコードのプロデューサーの目に留まったビリー・ホリデイはその後「スウィング・ジャズ」をけん引したベニー・グッドマンデューク・エリントンとも共演を重ね、名声を得ます。

人気のジャズ・シンガーとなったビリー・ホリデイでしたが、当時は人種差別の激しい時代で、彼女は様々なシーンで傷つき、苦しめられることになります。

1939年、そんなビリー・ホリデイがアメリカ南部の人種差別の惨状について歌った曲が「Strange Fruit (奇妙な果実)」です。

歌詞は「南部の木には、変わった実がなる・・」と歌い出し、リンチにあって虐殺され、木に吊るされた黒人の死体が腐敗して崩れていく情景を描写しています。

彼女自身、当時、風邪から肺炎を併発した父が南部で最も人種差別の激しい地域の一つだったダラスで、治療を受けることができず幾つもの病院をたらい回しにされ死亡したつらい経験を持っています。

この曲は彼女を代表する曲となりました。ジャズ・シンガーとしては成功したビリー・ホリデイでしたが、20代の頃に覚えたマリファナから、その後は麻薬に手を出すようになり、心身ともにダメージを受けたビリー・ホリデイはさらにアルコールと麻薬にのめり込んでいくことになります。

麻薬による逮捕と服役、スキャンダルによる失墜と復帰を繰り返しながらも、何とか音楽活動を続けるビリー・ホリデイでしたが、アルコールと麻薬に侵された身体はすでにボロボロで、ついに1959年、わずか44歳の若さでこの世を去ることになります。

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ビリー・ホリデイ

サラ・ヴォーン

サラ・ヴォーン(1924年- 1990年)は20世紀を代表するアメリカのジャズ・シンガーです。

エラ・フィッツジェラルド同様に1942年、アポロ・シアターのアマチュア・ナイトで優勝したのをきっかけにジャズ・シンガーの道を歩み始めます。

1947年に「It’s Magic」がヒットすると大型新人として注目を集め、当時最先端のモダン・ジャズであったビ・バップのスタイルを歌唱に取り入れた、モダン・ジャズ・シンガーの先駆者として活躍します。

Sarah Vaughan – It’s Magic (1948)

幅広いレンジに、美しいヴィブラートの掛かった豊かな声量を兼ね備え、大胆なフェイクやスキャットを取り入れた歌唱力を持ち味とする卓越したテクニックを持つシンガーでもありました。

その音楽性はジャズに留まらず、ポップスやビートルズ、カーペンターズのカバーなど幅広いジャンルで活躍したジャズ・シンガーです。

この「ラヴァーズ・コンチェルト」(A Lover’s Concerto)はジャズではありませんが、彼女がカバーした録音の中でも特に有名な曲です。

サラ・ヴォーン「A Lover’s Concerto」

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『Amazon Music Unlimited』で聴く「ビ・バップ」

1930年代に大流行した「スウィング・ジャズ」は1940年代に入ると、よりアドリブ(即興演奏)にクローズアップした演奏を好むプレイヤーが現れ、「ビ・バップ」(bebop)と言うスタイルが確立されていきます。

編成はビッグ・バンドからサックス、トランペット、ピアノ、ドラムス、コントラバスで構成される小さなコンボに縮小され、親しみやすいダンス音楽にソロとしてのアドリブが入る「スウィング・ジャズ」のスタイルから、最初に決まったテーマを演奏した後、コード進行に沿った形ながらも、自由な即興演奏(アドリブ、インプロヴィゼーション)を展開していく「ビ・バップ」のスタイルは「ジャズ」を「大衆音楽」「娯楽音楽」から「芸術」へと転換させたとも言えますが、反面、聴く側にとっては難解に感じる人が増え、ジャズ離れにつながると言う結果にもなりました。

「スウィング・ジャズ」全盛の時代に、時代を先取りしたような新しい潮流を起こした代表駅なアーティストを紹介していきましょう!

チャーリー・パーカー

チャーリー・パーカー(1920年- 1955年)は「ビ・バップ」を創生したとも言われるアルトサックス奏者です。

「モダン・ジャズ(ビバップ)の父」とも言われ、「バード」の愛称で多くの人に愛されました。

かつてマンハッタンにあった有名なジャズクラブ「バードランド」(Birdland)は彼の愛称に由来し、その名を冠したジャズの名曲も複数あります。

若い頃から麻薬とアルコールに溺れたバードは1955年、34歳の若さで早世しています。

チャーリー・パーカー「Confirmation」

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ディジー・ガレスピー

ディジー・ガレスピー(1917年- 1993年)はチャーリー・パーカーと共に「ビ・バップ」を築いたと言われているトランペット奏者でバンドリーダーです。

宙に向けて大きく折れ曲がったベルを持つ独自のトランペットを、頬をいっぱいにふくらませ奏でる独特のスタイルで有名です。個性的なだみ声でのスキャットを得意とするジャズ歌手としても知られています。

ラテンのリズムを取り入れたラテン・ジャズを興すことにも貢献し、彼が作曲した「チュニジアの夜」(A Night in Tunisia)はジャズのスタンダード・ナンバーとしても知られています。

ディジー・ガレスピー「チュニジアの夜」

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『Amazon Music Unlimited』で聴く「モダン・ジャズ」

1940年代にチャーリー・パーカーディジー・ガレスピーがジャズの世界に巻き起こした新しい風は、その後さらに発展し、様々な形態のより自由なジャズとして、20世紀半ばのアメリカを中心に広まっていきます。

そこには「ビ・バップ」から派生した様々なジャンルの形態が混在しますが、ここでは「モダン・ジャズ」として一括りにし、ご紹介したいと思います。

それでは20世紀半ばから後半に活躍した「ジャズの巨人」たちを紹介していきましょう!

マイルス・デイヴィス

マイルス・デイヴィス(1926年 – 1991)は「モダン・ジャズの帝王」の異名を持つジャズトランペット奏者です。

チャーリー・パーカーのもとで「ビ・バップ」を演奏していたマイルス・デイヴィスはやがて、新しい音楽を模索しだします。

「ビ・バップ」が持つ高いテンションを少しクールダウンさせたようなその音楽は「クール・ジャズ」と呼ばれ新しいジャズのジャンルとして確立されます。

マイルス・デイヴィス「Round Midnight」

マイルス・デイヴィスは常に新しい音楽を求め、メンバーを入れ替えながら「ハード・バップ」「モード・ジャズ」「エレクトリック・ジャズ」など多様なスタイルでジャズ界をけん引していきます。

サングラスをして、ミュート(弱音器)を挿した派手な原色のラッカー仕上げのトランペットを真下に向かって吹く、後期のプレイスタイルは抜群のカリスマ性を感じさせます。

私自身それがとてもカッコよく見え、学生の頃に初めて聴きましたが、当時の私にはとても難解に聴こえ「大人の音楽ってこういうものなのかなぁ?」と子供ながらに感じました。

マイルス・デイヴィスの音楽は時代によってプレイスタイルがかなり異なりますので、興味のある方はいろんな時代のものを聴くと良いと思います。

少し難解に感じられる方は1950年代の録音から聴くと良いかも知れんせんね。

マイルス・デイヴィス「Burn」

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マイルス・デイヴィス

ジョン・コルトレーン

ジョン・コルトレーン(1926年 – 1967年)はモダン・ジャズを代表するサックスプレーヤーです。

キャリアの初期にはディジー・ガレスピーのバンドなど、いくつかのバンドを転々としていたようですが、コルトレーンの名前が知られるようになるのは1955年にマイルス・デイヴィスのグループに入ってからのことです。

1960年代になるとマイルス・デイヴィスのもとを離れ、独自の活動を展開するようになります。

マイルス・デイヴィス時代はテナー・サックスを演奏することが主でしたが、その後はソプラノ・サックス、晩年にはバス・クラリネットとフルートも演奏するようになります。

私がコルトレーンのアルバムを初めて手にしたのは高校生の時、近所のレンタルレコード店だったと記憶していますが、やはり難解で高校生の私には親しむことが出来ませんでした(涙)

はっきり覚えていませんが、多分後期の録音だったのだと思います。

ジョン・コルトレーン「My Favorite Things」

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ジョン・コルトレーン009

ソニー・ロリンズ

ソニー・ロリンズ(1930年- )は、アメリカのジャズ・サックス奏者です。

1950年、マイルス・デイヴィスと出会った20歳のソニー・ロリンズはセッションにも加わるようになります。

1956年、ソニー・ロリンズのリーダー・アルバム「サキソフォン・コロッサス」が高く評価され、一躍有名になります。

このアルバムの代表曲「セント・トーマス」(St. Thomas)はタレントの武田真治さんがテレビ番組内で度々演奏しているので、ジャズ・ファンでなくとも知っているかも知れませんね?

ソニー・ロリンズ「セント・トーマス」

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ビル・エヴァンス

ビル・エヴァンス(1929年- 1980年)はモダン・ジャズを代表するアメリカのジャズ・ピアニストです。

1950年代半ば、兵役を終え音楽活動を始めたビル・エヴァンスは、マイルス・デイヴィスのバンドの録音に参加したりもしています。

1960年代始めにビル・エヴァンスが組んだトリオは高い評価を得ますが、メンバーの一人が交通事故で急逝するなど不幸にも見舞われます。

幼い頃からクラシック音楽にも親しんだビル・エヴァンスの音楽はとても上質でどこか大人の香りのする素敵な音楽です。

モダン・ジャズを聴くのにチャレンジしてみたけど、どうも難しくて馴染めない・・・そんな方はまずこのビル・エヴァンスを聴いてみるのも良いと思いますよ。

若い頃から薬物を乱用していたビル・エヴァンスは体調を崩し、51歳の若さでこの世を去っています。

ビル・エヴァンス「Waltz For Debby」

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アート・ブレイキー

アート・ブレイキー(1919年 – 1990年1)はモダン・ジャズを代表するアメリカのジャズドラマーです。

1940年代後半からマイルス・デイヴィスチャーリー・パーカーらと共演、1950年代半ばにはジャズ・メッセンジャーズを結成してブレイクします。

メンバーの入れ替わりなどがありながらも、代表曲「モーニン」(Moanin)を収めたアルバムが大ヒットします。

この「モーニン」ファンキー・ジャズと呼ばれるモダン・ジャズの1ジャンルを代表する曲とされています。

アート・ブレイキー「モーニン」

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アート・ブレイキー

『Amazon Music Unlimited』で聴く「クロスオーバー」

1960年代までジャズの演奏に使われる楽器はアコースティックなものが中心でしたが、この頃になるとエレキギターやキーボードなどを導入する試みが行われ、エレクトリック・ジャズなどと呼ばれるようになりました。

この分野の先駆者として知られるのが「モダン・ジャズの帝王」と呼ばれたマイルス・デイヴィスです。

1970年代になるとこうした新しい編成に加え、ラテン音楽やロック、時にはクラシックと言ったジャンルを超えた音楽の要素を取り入れた「クロスオーバー」と呼ばれる音楽が流行します。

この「クロスオーバー」はやがて「フュージョン」と呼ばれ発展していきますが、そのポップ性、商業的側面などから保守的なジャズ・ファンからは強い拒否反応を示されることも多かったようです。

それではこの時期に活躍した主なアーティストをご紹介していきましょう。

デオダート

エウミール・デオダート(1942年 – )はブラジルの作曲家、アレンジャーでキーボード奏者です。

ブラジルでミュージシャン・デビューしたデオダートはその後アメリカに渡り、1973年にリヒャルト・シュトラウスのクラシック作品「ツァラトゥストラはかく語りき」エレクトリック・ジャズにアレンジした楽曲を収録したアルバム「Prelude」が異例の大ヒットを記録します。

デオダートはこれ以外にも様々なクラシックの名曲をアレンジし、ヒットを飛ばしています。

デオダート「Also Sprach Zarathustra」

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デオダード

ボブ・ジェームス

ボブ・ジェームス(1939年 – )はアメリカのピアニストで、ジャズ・フュージョンを代表するアーティストの一人です。

マイケル・ジャクソンと共同プロデュースしたアルバムでも知られるクインシー・ジョーンズに見出されたボブ・ジェームスは、1960年代にはモダン・ジャズ的なアプローチをしていましたが、1970年代に入るとデオダートのようなクラシック音楽のテーマを取り入れた作品も発表していきます。

ボブ・ジェームスのアルバムのネーミングはとてもわかりやすく、初期のアルバムは順に『One』『Two』『Three』とタイトルされています。

『Two』に収録された「Farandole」(ファランドール)「カルメン」で知られるフランスの作曲家、ビゼーの「アルルの女」の中の楽曲がモチーフとなっています。

ボブ・ジェームス「Farandole」
アルバム「Two」より

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ボブ・ジェームス

メイナード・ファーガソン

メイナード・ファーガソン(1928年 – 2006年)はカナダ出身のトランペット奏者です。

1950年代にはアメリカに移住し、いくつかのバンドでリードトランペットとして活躍します。

1976年のモントリオール・オリンピック閉会式ではトランペットのソリストを務め、同年公開されたシルヴェスター・スタローンの出世作「ロッキー」のテーマをアレンジしたファーガソンのバージョンは大きな反響を得ます。

ファーガソンの名前は知らなくてもこの録音に聞き覚えがある方は多いのではないでしょうか。

メイナード・ファーガソン「Gonna Fly Now」

ハイノート・ヒッターと呼ばれる超高音域を駆使して奏でるファーガソンのプレイは真夏に飲むコカ・コーラのように清涼で、私自身、高校生の頃に夢中になって聴いた覚えがあります。

日本では「スター・トレックのテーマ」『アメリカ横断ウルトラクイズ』のテーマ曲として、「ハリウッド」『全国高等学校クイズ選手権』のテーマ曲として使われるなど、彼の楽曲は多くのシーンで聴くことができます。

メイナード・ファーガソン「スター・トレックのテーマ」

ファーガソンのプレイはもちろんのこと、フルートのソロがかっこよくてヤバいです!

また『Conquistador』(征服者)は先ほど紹介したボブ・ジェームスの代表的なプロデュース作品としても知られています。

メイナード”・ファーガソンConquistador

個人的な思い入れで恐縮ですがファーガソンのライブには1990年代に来日した1度しか足を運ぶことが出来ませんでした。

最晩年の2006年、日本のアマチュアバンドの招聘で来日予定だったファーガソンのツアーを楽しみにチケットを取っていた私でしたが、その直前に死去、キャンセルされた愛知公演にはファーガソンと縁のあるエリック宮城さんが特別出演されました。

出演者も聴く方の私たちも涙を流しながら、「Gonna Fly Now」ロッキーのテーマを聴いた思い出が今も鮮明に残っています。

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こちらはメイナード・ファーガソンで検索できます。

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メイナード・ファーガソン

ビル・チェイス

ビル・チェイス(1934年 – 1974年)はアメリカのトランペッターで、ブラス・ロック、ジャズ・ロックバンド「チェイス」のリーダーとして活躍しました。

1950年代後半に先ほど紹介したメイナード・ファーガソンをはじめ、いくつかのバンドでリード・トランペットとして活動した後、1971年にはポップス、ロック、ブルース、をミックスしたジャズ・ロックバンド「チェイス」を結成します。

その編成は4人のトランペットにキーボード、ギター、ベース、パーカッションにボーカルと言うとてもユニークな編成でした。

デビュー・アルバム「チェイス」に収録された「Get It On」は、日本でも「黒い炎」のタイトルで大ヒットします。

「チェイス」「Get It On」「黒い炎」、これらの名前も知らなくても、きっと曲はご存知だと思います。

チェイス「Get It On」

このファースト・アルバムが大成功を収めたチェイスでしたが、セカンド・アルバム発表後、結成2年を待たずしてバンドは解散、ビル・チェイスは1974年にメンバーを一新して再度グループを結成、3枚目のアルバムを発表して再起をしますが、同年、移動途中の飛行機の墜落事故により、リーダーのビル・チェイスの他にメンバー3人が不慮の死を遂げます。

「チェイス」をジャズ・ミュージシャンとして紹介するのはモダン・ジャズ派の方々からは異論があるかも知れませんが、確かにロック、ポップスのテイストが強い作品もありますが、中にはエレクトリック・ジャズの香りを残す作品もあり、問答無用にかっこいいので、ぜひ一度聴いていただければと思います。

チェイス「Bochawa」
アルバム「Pure Music (1974)」より

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こちらはチェイス」「Bill Chase」で検索できます。

※他の検索結果が多数混在するのでご注意ください。オリジナルのアルバムは次の3枚です。「Chase」のキーワードとあわせて検索してみて下さい。

「Chase (1971)」「Ennea (1972)」「Pure Music (1974)」

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『Amazon Music Unlimited』で聴く「現代のジャズ」

1980年代以降、ジャズのミュージック・シーンはさらに多様化が進み、進化を遂げていきます。

最早ジャンル分けが無意味と思えるほど多様化したジャズの分野で名を馳せる、現代のジャズの巨匠たちを最後に紹介したいと思います。

ウィントン・マルサリス

ウィントン・マルサリス(1961年 – )は現代のジャズ・ミュージシャンの中でも、最も有名と言っても良いアメリカのトランペット奏者です。

父に加えて兄弟全員がジャズ・ミュージシャンと言う音楽一家に育ったウィントン・マルサリスは1978年にクラシック音楽でジュリアード音楽院に入学、1980年にはわずか18歳でアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズに加入してプロとしてのキャリアをスタートさせるなど、早くから才能を開花させます。

これまでに16のクラシックと、30以上のジャズのレコードを出しており、クラシックとジャズの両部門で合わせて9つのグラミー賞を獲得しています。

兄は有名なサックス奏者のブランフォード・マルサリスです。

Black Codes – Wynton Marsalis Quintet at Ronnie Scott’s 2013

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こちらはウィントン・マルサリスで検索できます。

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キース・ジャレット

キース・ジャレット(1945年 – )はアメリカのジャズ・ピアニストです。

幼い頃から音楽の才能を開花させたキース・ジャレットは1965年にはアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーに加入、1970年にはマイルス・デイヴィスのバンドに参加するなど、若い頃からビッグ・ネームとの共演を重ねます。

背中を大きく曲げてピアノの鍵盤に向かうプレイスタイルは独特の世界観を感じとても印象的です。

音楽のジャンルを超えてクラシックの録音も残しているキース・ジャレットですが、1990年代後半には大きく体調を崩し、闘病生活を送る時間が増えます。

以後、散発的にコンサートを行っていますが、現在では復帰の見込みは残念ながら薄いようです。

Keith Jarrett Trio – I Fall In Love Too Easily

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こちらはKeith Jarrettで検索できます。

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ハービー・ハンコック

ハービー・ハンコック(1940年 – )は多彩なプレイ・スタイルで、現代のジャズ・シーンをリードするアメリカのジャズ・ピアニストです。

1960年にデビューしたハービー・ハンコックは1963年から1968年まではマイルス・デイヴィス・クインテットのメンバーとして活躍します。

1970年代以降、エレクトリック・サウンドを積極的に取り入れたハンコックは常に新しい音楽を求め、現代のジャズの世界に新風を送り続けます。

その豊かな発想力とアイデアは常に大胆かつ斬新で、ジャズにヒップ・ホップを取り入れるなど、音楽の垣根にこだわらない自由な発想で独自の世界を展開していきます。

そうした姿に保守的なジャズ・ファンからは批判を浴びることもありますが、現代のジャズ・シーンをけん引する巨人であることは誰もが認めるところです。

Herbie Hancock – Watermelon Man (1962)
Herbie Hancock – Actual Proof (Experience Montreux)

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こちらは「ハービー・ハンコック」で検索できます。

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ハービー・ハンコック

チック・コリア

チック・コリア(1941年 – 2021年)はアメリカのジャズピアニストです。

ジュリアード音楽院で学んだチック・コリアは1964年頃からキャリアをスタートさせ、1968年後半からはハービー・ハンコックに替わりマイルス・デイヴィスのグループに加入します。

マイルス・デイヴィスのもとでエレクトリック・ピアノを弾くようになったチック・コリアは、1970年代にはエレクトリック・サウンドを活かしたフリー・ジャズやクロスオーバーなど幅広いジャンルで独創的な音楽を展開していきます。

1971年に組んだクロスオーバー・フュージョンバンドの「Return to Forever」で録音した数々のアルバムは大きな反響を得ます。この時期の有名な作品「スペイン」はクラシックの名曲、ロドリーゴのアランフエス協奏曲をモチーフにした作品です。

そのジャンルを問わない音楽は時にはロック・テイストで、ある時はラテン・テイスト、ある時はクラシックに挑戦するなど、常に新しい世界求める斬新なものでした。

2021年2月、79歳で惜しまれつつこの世を去りました。

チック・コリア「スペイン」
アルバム「Light as a Feather」より

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チック・コリア

まとめ

今回の記事では「Amazon Music Unlimited」で聴くことの出来るJazz(ジャズ)の名曲の数々をご紹介させていただきました。

いかがでしたでしょうか?

20世紀の半ば以降に活躍したジャズ・ミュージシャンたちは、その時代によって同じミュージシャンでも実に多様なスタイルのプレイを披露しています。

そのため同じ1人のジャズ・ミュージシャンをピック・アップしても、録音年代、編成などによっては同じ人のプレイとは思えないようなケースも多々あります。

今回の記事で紹介した内容やジャンル分けは、かなりザックリしたものであると思っていただければ幸いです。

あとは実際に多くの録音を聴いていただいて、みなさんの好みに合ったスタイルのジャズをお楽しみいただければと思います。

9000万曲のラインナップを誇る「Amazon Music Unlimited」では今回ご紹介した以外にも、様々なジャズ・ミュージシャンの録音を楽しむことが可能です。

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